※YSこころのクリニック監修
こんにちは。
心の学校オウンドメディア編集部です。
あなたは、子育てを心から楽しんでいますか?
愛する子どもを日々育てていくことは、大きな喜びをともなうものです。
ですが、その反面、しんどいと思うこともあるでしょう。
あなたは、子育てがしんどいと感じた時、どのように折り合いをつけていますか?
その気持ちにふたをして、無理をしてはいませんか。
そのしんどさをそのままにしていると、子どもとしっかり向き合う余裕がなくなってしまうかもしれません。
余裕がなくなると、子どもの気持ちにうまく寄り添えなかったり、イライラを子どもにぶつけてしまったり、子どもの悪いところばかりが目についたりと、悪循環に陥ってしまうことになりかねません。
そこで今回は、なぜ子育てがしんどいと感じるのか、そしてそれをどう解消していくかについて、お話ししていきたいと思います。
子育ての「しんどい」に共感してみる

子育てにおいて「しんどい」と感じる瞬間は、誰しも経験するものです。
そう感じるのは、あなただけではありません。
特に、まだ小さなお子さんを育てている最中の親にとっては、日々の忙しさやプレッシャーから、心身ともに疲れを感じるのは当然のことと言えます。
「なんでこんなに辛いんだろう」「私だけがこんなにしんどいの?」と、一人で悩んでしまうこともあるかもしれません。
また、愛する子供を育てているのに、しんどいと感じてしまうことに対して、罪悪感を感じたこともあるのではないでしょうか。
そんな時は、同じ悩みを抱える他の親御さんと気持ちを共有してみましょう。
そうすれば、自分だけじゃないという安心感とともに、少しは気が楽になるのではないでしょうか。
なぜ子育てがしんどいと感じるのか

子育てにおいて、しんどさを感じる理由は様々です。
例えば、子どもが思い通りにいかない時、仕事と家庭のバランスが取れない時、または子どもの健康や成績についての心配など、数え上げればきりがありません。
これらの悩みは、あなただけではなく、どんな親でも必ず経験するものです。
そして、これらの悩みが重なることで、ますますしんどさを感じることになっていきます。
どうやってそのしんどさを乗り越えればいいのか?
それを知っているのは、やはり一番は子育ての経験者ではないでしょうか。
あなたの周りに、先輩パパママ、自分の親やきょうだい、義理の両親など、子育てを経験している経験者はいませんか?
経験者の話や、あるいは専門家のアドバイスなどを参考にして、どうして子育てがしんどいと感じるのかを理解することが、しんどさを乗り越えるための第一歩となるでしょう。
子育てに役立つリフレッシュ方法

では、子育てのしんどさを感じた時はどうすればいいのでしょうか。
一時的にでもそれを忘れて、気持ちをリフレッシュするための方法をいくつか紹介します。
あなたに合った方法を見つけて、実際にやってみてください。
自然に触れる

子育てに一生懸命になっていると、家の中に閉じこもることになりがちです。
外に出て、自然の中でゆったりと過ごすことで、心が落ち着きリフレッシュできます。
公園を散歩したり、緑の多い場所に出かけることをお勧めします。
出かけるのが難しければ、窓を開けて外の空気を胸いっぱいに吸い込むだけでも気分が変わるかもしれません。
趣味の時間を持つ

子育てに忙しくしていると、自分の時間は後回しにしがちになりますよね。
しかし、自分の時間をすべてを子育てだけに費やしていては、ただ心をすり減らすだけになってしまいます。
それを防ぐためにも、一日のうちの少しだけでも、自分の好きなことをする時間を作りましょう。
たとえば、読書、映画鑑賞、ハンドクラフトなど、何でもいいのです。
自分のために使う時間を大切にしてこそ、子育てを楽しむ余裕が生まれます。
短時間の瞑想や深呼吸

忙しくて、あまり時間が取れなくてもできることもあります。
ほんの数分といった短時間でも、瞑想や深呼吸をすることで、心をリセットし、ストレスを軽減する効果があります。
しんどいな、と思ったときには、思い切り深呼吸をしてみましょう。
それだけで、気分が少しスッキリするかもしれません。
マッサージやリラクゼーション

誰かに子どもを預けることができるなら、思い切ってマッサージなどに出かけてみてはいかがでしょうか。
ほんのひととき、子育てのことを忘れて、マッサージやリラクゼーションを受けることで、体と心の緊張をほぐし、リフレッシュすることができるでしょう。
子育てに役立つ具体的な対策

子育てのしんどさを軽減するために、日頃から対策を立ててみましょう。
具体的な対策として、以下の方法があります。
どれかひとつでも、できる対策があれば、しんどさを感じる頻度を減らすことができるでしょう。
サポートを求める

周囲の人に助けを求めることをためらわないでください。他人に頼ることは決して悪いことではありません。
あなたのまわりに、子育てを一緒に担ってくれる人はいませんか。
家族や友人に頼るのはもちろん、地域の子育て支援、ファミサポなど、利用できるものは積極的に利用しましょう。
子育てはあなた一人で全て行わなければならないわけではないのです。
周りの力を借りて、うまく力を抜いてください。
育児の情報を収集する

インターネットや本を使って、育児に関する最新の情報を収集し、自分に合った方法を試してみましょう。
育児本や育児雑誌、子育てに関する情報を発信しているサイトを参照したり、またはお住まいの自治体の子育て支援にどんなものがあるかなど、あなたの子育てに役立つ情報をうまく見つけてください。
子どものリズムを理解する

子どもの成長と共に変わるリズムを理解し、それに合わせて生活スタイルを柔軟に変えることが大切です。
子どもは日々めまぐるしく成長しています。
赤ちゃんの時、未就学児の時、小学生の時、その時々において、子どもに最適な生活スタイルは変わっていきます。
子どもの様子をよく観察し、自分と子どもに合った生活スタイルを見つけていきましょう。
親子の時間を楽しむ

子どもとの時間を楽しむ工夫をし、ポジティブな経験を増やすことで、親自身もリフレッシュすることができます。
子どもが興味を持ったものに、自分も興味を持って一緒に取り組んでみるのもいいでしょう。
子どもと一緒に親も楽しめるものを、子どもと一緒に探してみてはいかがでしょうか。
子どもの人生を空からの視点で見てみる

子育てがしんどいと感じる時、いちど視点を変えてみてはどうでしょうか。
子どもの成長や人生を、間近で見ていると、悪いところばかりが目についてしまうかもしれません。
細かい欠点がいちいち目について、イライラしてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、いったんひと呼吸おいて、空から見下ろすように子どもを見つめてみませんか。
空をイメージして、高いところから子どもを見てみたらどう見えるのかを想像してみてください。
細かいところは気にせずに、子どもの全体像を高いところから見てみましょう。
そうすると、ささいな欠点は気にならなくなり、よいところが見えてくるのではないでしょうか。

例えば、騒がしくてじっとしていられない子だと思っていると、いつもうるさいなあとしか考えられないかもしれません。
ですが、その子はただうるさいだけでしょうか?
見方を変えれば、その子はとても元気があり、活動的な子だと言えます。
そう考えると、その元気さが愛しく見えてきませんか。
その子の欠点だと思っているところが、実は長所であるかもしれません。
子どもにイライラしたときは、ひと呼吸おいて、空から見下ろす気持ちで、その子を見てみてください。
こうした見方をすることで、親御さん自身も心の余裕を持つことができるでしょう。
子育ての「しんどい」を軽減するために

子育てがしんどいと感じることは、誰しも経験する自然な感情です。
しかし、そのしんどさを少しでも軽減するための方法はいろいろあります。
心のケアや具体的な対策を取り入れて、しんどさを感じた時にはリフレッシュ方法を試してみましょう。
また、コミュニティを通じて他の親御さんとつながり、悩みを共有することも、子育てのしんどさを軽減するのに役に立ちます。
最後に、子どもの人生を空から見るような視点で広く見つめることで、今の悩みを小さく捉え、心の余裕を持って子育てを楽しむことができるでしょう。
子育てに疲れたあなたが、少しでも楽になることを願っています。
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