心の学校に寄せられた、受講生の方の体験談をご紹介します。
日々の何気ない通勤や移動の時間が、ある瞬間に全く違う輝きを放ち、深い幸福感に満たされるような経験をしたことはありませんか。今回は、埼玉にお住まいで介護ヘルパーの勉強をされている51歳のM・Oさんのエピソードをご紹介します。
駅へと向かういつもの見慣れた風景の中で、風や緑の木々、鳥たちのさえずりと自分が完全にひとつになるという、言葉にできないほど美しい一体感を味わうことができます。その心の変化は、日常のすべてを愛おしく感じさせ、自宅で待つ奥様との関係にも温かい微笑みをもたらしました。
日常の忙しさのなかで忘れがちな、自然や周囲のあらゆるものへの愛に気づき、おのずから生きる素晴らしさを実感された軽やかで清々しい再生のプロセスをぜひお読みください。
M・Oさん(51) 埼玉 女性
家から駅まで、自転車で約7分くらいです。いつもの様に家から自転車で駅に行く途中、公園のわき道を通ります。木がずーっとならんでいるんです。うすい緑、こい緑・・色鮮やかで風もやさしく流れています。
左、右、左、右、意識しながらペダルをこいで行きます。チュン、チュン、チュン、チチチチチ ・・・鳥が歓迎の言葉を発しています。
風が手前の木の葉から順番にゆらして、きたか、 きたか、きたか、きたかと喜んでいます。すっごく気持ちがいいんです。そのうちフワッと・・・もはや私が自転車を運転しているんじゃないんです。
私は風なんです! 緑の葉っぱなんです。意識はあります。 私がすべてであり、すべてが私なんです。曲がり角でハッと我に返った。何か嬉しくて涙がポロポロ・・・。 思わず松坂慶子の歌が出ました。
あれも愛、これも愛、みんな愛・・・。その日はずっと心がおだやかでした ……。左、右、左、右、一日中気づきを持って命の言葉を聴く、歩く、自然よりも深く・・・天然を垣間見た 様な・・・
みずからでなく、おのずからいつも生きられたら素晴らしいのに!家に帰り妻の顔を見て思わずニコッとしました。妻曰く「あら・・・どうしたの・・・何かいい事あったの」「別に!」ここにもめいっぱいの生命の神秘を出そうとしているカミさんがいる・・・。ハハハ!
