皆さん、こんにちは。「心の学校キャンパス」スタッフの金田美好です。日頃からメルマガをお読みいただき、本当にありがとうございます。
前回は、初めてYSメソッドを受けた翌月の受講の際、母をテーマに取り組んで、本当の自分と出会えた時のことを、書かせていただきました。
今回は、その後、父をテーマに取り組んで、本当の自分と出会えた時のことを書かせて頂きます。
私は父にはトラウマがありましたが、母で取り組んだ後にどうしてか、父でも取り組んでみようという気持ちが湧きあがり、父で取り組んでみることにしました。
とても厳しい経営者の父。いつも怒っていて怖くて関われない人。褒められたり、可愛がられた記憶がない父。
子供が会社の方に少しでも行こうとすると、睨んだり怒鳴ったり「来るな」と追い返されました。私はこの人に憎まれている。
そうとしか思えない毎日でした。また、母とは父が勝手にサラリーマンをやめて、商売を始めてから毎日ケンカばかりでした。
そのケンカの内容はお金がないことと、父が勝手に商売を始めてしまい何も相談しなかったこと。
いつもこのどうにもならない事で、揉めてきた両親でした。私が中でも一番嫌だった父は酒乱の父でした。
会社の経営がうまくいかない時期だったのでしょう。父がお酒を飲んで帰ってくると、正体なくなるまでお酒を飲んで帰って来ては玄関で叫んでいる父。
普段は厳格な父がお酒を飲むと人格が変わってしまい、ニヤニヤしてヘラヘラして気持ち悪い。そう感じました。
母が玄関から部屋に入れようとするのですが、腰が抜けるほどお酒を飲んでいる父は、自分で立ち上がれず。母一人では運べないため、私が母を手伝って父を運ぶ。そんな事が何度もありました。
なんてだらしないんだろう。時にはトイレも間に合わず。男は最低。そんな風に感じていました。
そんな父も、翌朝は人が変わったように厳格な父に戻っており、何事もなかったかのように、また、家族に厳しく怒鳴ることもあり、「いつか父を見返してやりたい」そんな気持ちを内在させたまま大人になりました。
それが母で取り組んで、本当の自分に出会った後、父で取り組んだ時、なぜかあの大嫌いな父の酒乱の姿を思い出したのです。
会社が倒産しそうな時に、家族や従業員の生活を守るため、必死になって自分の不安を紛らわそうと、お酒を飲んでいた父。
あの酒乱の父の姿こそ、父の愛の姿だったんだということが、自分の中から出てきた時、本当にびっくり仰天でした。
何にびっくりしたかというと、父から愛されていたということにびっくりしたのです。
そして、父に愛されていたということが沸き上がった後、なぜわかりませんが、元夫からも愛されていたということが、自分の中から湧き上がりました。
父からも、元夫からも愛されていたという思いが沸き上がり、講師の方の前で、びっくりして腰を抜かしてしまいました。
そのくらい父から愛されていないという思いで生きてきた私でした。それが自分の中から、そういう答えが出てこようとは、全く想定外の思いがけないことでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また、続きを書かせて頂きます。どうぞよろしくお願いいたします。
心の学校キャンパス事務局