皆さん、こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。本日のブログを担当させていただきます。心の学校キャンパス、スタッフの小原尚美です。つたない文章ですが、少しの間お付き合いいただけると幸いです。
日頃、自分が考えていること、感じている感情や思いが、目つき、顔つき、言葉や行動になります。そして、現象として現れているのだと痛感した出来事がありますので、お話させていただきます。
私の息子はアレルギーが強く、喘息や鼻炎に加えてアトピーもありました。勉強をしている時も、ゲームをしている時も寝ている時も体のどこかを掻くので、顔、首、肘の内側、膝の後ろ、赤紫になり、ひどい時は切れて、Tシャツやズボン、シーツにも血がついていました。
何とかしてやりたくて、アレルギーに効くと言われるものは片っ端からやりました。30分煎じた、凄い色の苦い漢方薬をまだ小さい息子に飲ませていました。
さぞかし苦かったでしょうに、本当によく黙って飲んでくれていたと思います。
そして、顔や首を掻いているのを見ると「薬は飲んだの?塗り薬は塗ったの?」と言っていました。
私は無意識に言っていたのですが、本人にしてみれば、それはストレスになっていたでしょう。
そんな日々を続ける中で、大人になった息子に相変わらず「薬は飲んだの?塗り薬は塗ったの?」と言っていました。
ある日、両手に買い物袋を下げて汗だくで帰宅した私は、玄関で荷物を降ろしながら「汗でべたべたして痒い!」とイライラしながら体をボリボリかいていました。
その時でした、急に息子に対して申し訳ない気持ちが湧き出してきました。
痒いから掻いているのに、痒くて辛いのに、「また、掻いてる」と目を光らせて「薬を塗ったのか」「薬は飲んだのか」と一番それに強く反応し、それを恐れていた私の心が息子をアトピーにしていたのかもしれないと思いました。
心から申し訳ないと思いました。そして、今まで我慢してきたんだから、痒かったら思う存分掻いたらいいと思え、掻くことに反応するのも一切止めました。
それからでした。私が反応しなくなって、忘れたころに息子のアトピーは消えました。私は、アトピーばかりを見て息子を見ていなかったのです。まさに、自分の心の投影でした。
息子は今まで、こんなものを抱えながらよく頑張って、耐えてきた、強い人だと息子の美点発見を沢山やりました。
そうすると、私が気付いていなかった元々の息子の素晴らしさに気付くのです。自分の人生のスクリーンに映し出される映像はどんな映像がいいでしょう。
私が本当の自分に出会ってからは、沢山の気付きと発見、奇跡の連続です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心の学校キャンパス事務局