こんにちは。「心の学校・キャンパス」スタッフの小菅則志と申します。よろしくお願いいたします。
現在、心の学校グループで主にWEB関連を担当しております。
前回、私自身が26歳から2年間ひきこもりを経験し、YSメソッドで見事に社会復帰をしたお話をさせていただきました。
本日は落ち込んだ心は自分で回復できる「ただ書き出すだけ」の実践方法を社会復帰直後に「認める事の大切さ」を富士登山をきっかけに気づいた体験と一緒にお伝えします。
2年間のひきこもりが1回のYSメソッドで、見事社会復帰を果たしました。
最初は仕事に行けるだけで本当にうれしかったのですが、だんだん、これでいいのだろうか、と思うようになりました。
YSメソッドですごい体験をして元気になったのに、自分と周りの人をくらべて、自分は家も建てていないし、結婚もしていない、彼女もいないし、稼ぎも少ない、もっと高額な仕事に就けばいいですがその勇気も出てこない
ただ元気になり、社会復帰をして、わずかなお給料を得られるようになっただけ・・・
本当はそれだけでもすごい事なのですが(笑い)
このころはとにかく周りと自分を比べて、よく落ち込んでいました。
社会復帰できた年の夏に会社の同僚と、以前から興味があった富士登山に挑戦することになりました。
登山などしかことがない、ド素人です。
とにかく苦しくて、なかなか頂上につきません
「まだあんなに先に頂上がある」何度も諦めかけましたが、なんとか頂上にたどり着きました
頂上の景色はそれは素晴らしい景色でした。
しかし、下山後は
「もう二度と富士登山はしない」「あんな苦しい登山は二度とごめんだ!」
と思いました。
登山素人の私は、本当に辛かったです。
しかし、また会社の同僚と、2回目の富士登山に行く羽目になりました。
しかも今度は日の出「ご来光」を見るために、深夜の弾丸登山に挑みました。
ヘッドライトを頭につけて、わずかな光を頼りに一歩一歩登っていきました。
気が付くと「あれ?もう頂上?」一緒に登った人とも「ここ、本当に頂上????」うそかと思うくらい、楽に頂上まで登れました。
夜中の登山は暗いし、危ないし、神経を使うから大変だと思っていましたが、昼の登山よりも危険で大変だと思っていた深夜の登山でなぜこんなに楽に登れたと感じたのかを考えてみました。
これは私なりの理解ですが、昼間の登山は、明るく、周りを見る余裕もあり、目標が見えていたので「あそこまで登るのか・・・」とまだそこに到達していない自分に落胆していました。
しかし夜中は、足を踏み外せば大けがにつながります。しかもライトのあかりで自分の足元を照らし、一歩先を目視できる程度の視界です。
頂上なんてまるで見えませんし、景色は真っ暗。
転ばないように注意して登ることで精一杯で余計な事を考えている余裕はまったくありませんでした。
気が付くと、頂上まできていたという感じです。
YSメソッドで心が元気になり、外に出られた私はきっと無意識に
次のステージにきていたのでしょう・・・
周りばかりが気になり、「YSメソッドで元気になったんだから、次はこんな自分になれたら・・・もっと稼いで、もっと活躍して・・・」
という理想ばかりを見ていました。
しかし現実は近所の会社で安い賃金で、簡単な仕事で働きだしただけです。
YSメソッドの開発者佐藤先生の講話に「心は認めたら認めた分だけ存在してくる」という話があり、それを思い出しました。
できていない所を見るとつい気持ちが落ち込んできます。
ですから、今日はここまでできたという小さなことも「ここまで出来た!」と大きく認めることもとても大切です。
理想の自分にはなっていない現実。それができていない自分を見て、落ち込んでいたんだと気が付きました。
まずは今の自分に出来ることを、一つ一つ誠実にやっていく。それが一番近道なのかもしれない。
コツコツと誠実に積み上げていくことが大事なのだと思いました。
自分は社会復帰が出来たんだ!毎日働けているんだ!
これからもYSメソッドを続けながら、とにかくまた1カ月働く、半年働く、1年働く、その中でプライベートも楽しみ方を見つけて一日を大切に生きて行こうという気持ちになりました。
それ以降、だんだん周りと自分を比較しなくなりました。
そのような経験から、私は落ち込んだときは、出来ていない所を見るのではなく、自分が出来る事を、自分が出来た事をひとつずつ認めていく、それを「ノート」にどんどん書きこんでいくことをやっています。
自分が出来たことを毎日ノートに書いていくだけでも「自分はこんなにやってきたじゃないか!こんなに出来る事があるじゃないか!」
落ち込んだ心が自分で回復できて心がものすごく楽になります。
心の学校の受講後のフォローの中ではそういうことをひとつずつ認めていくことが可能になる「回復ノート」などさまざまなワークシートがあり、それをお伝えしております。
とても簡単に取り組むことができますので、是非取り組んでみてください。
次回も私自身のビフォーアフターをYSメソッドを受講する中で自分の身に起きた体験談を交えながら、ご紹介していきます。
「心の学校・キャンパス」スタッフメルマガを、これからどうぞよろしくお願いします。
最後までお読みくださりありがとうございました。
明日の配信もお楽しみにお待ちください。
心の学校キャンパス事務局
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