こんにちは。心の学校キャンパススタッフの谷 和代です。
YSメソッドに出会って、早くも21年が経ちました。その間、数えきれないほどの奇跡を体験させていただきました。
書き出せば軽く100を超える奇跡ですが、今回はその中の一つ、“子供の視力にまつわる奇跡”をご紹介します。
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YSメソッドとの出会いのきっかけは、子育ての悩みでした。いじめや不登校の前に、もう一つ深い悩みがありました。それは、長男の生まれつきの片目の弱視です。
5歳の定期健診で、右目の視力が0.1以下しかないことが判明しました。普段、左目だけで生活していたことがわかったのです。
左目の視力はありましたが、左目もレンズが必要との事でした。あまりのショックに、三日三晩泣き続けました。
矯正用のメガネをかけても右目の視力はほとんど出ず、息子は幼稚園の年長から、ビン底のように分厚いメガネをかけることになりました。
さらに、視力がまだ出ていた左目にアイパッチを1日5時間ほど貼り、右目で見る訓練を約3年続けました。
ほんの少し視力は上がったものの、眼科の先生からは「年齢的に、これ以上の改善は難しい」と告げられ、治療を断念することになったのです。
未熟児で生まれた息子は、生まれた時から私にとって「不安のかたまり」でした。なにもかもが心配で、いつもどこかに不安を感じていました。
そしてその私の“心のフィルム”の通りに、息子に関する悩みは尽きなかったのです。
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そんな時に出会ったのがYSメソッドでした。「本当の自分」に出会い、「息子の“本当の姿”」に出会えた感動は今でも忘れられません。
何ができるか、できないか。体がどうか。そんなことではなく——子どもの存在そのものが、言葉にできないほど尊く、素晴らしく、ありがたいということ。
私は「自分が産んで育てている」と思い込んでいましたが、実は子どもはもともと、完全で完璧な存在だったのです。
その気づきは、言葉にならないほど魂の震える感動でした。
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YSメソッドのセミナーを受けて家に帰ると、子どもを見る目が自然と変わっていました。すると、まるでそれに呼応するかのように、数日後に驚くべき出来事が起きたのです。
学校から帰った息子が、ランドセルを放り投げて「目が見えない!」と叫びました。慌てて駆け寄ると、「目が見えない、見えない」とパニック状態。
手が汚れていてメガネのレンズが曇っているのだろうと、すぐに洗面所で丁寧にメガネを洗ってやりました。
でも、それでも「見えない」というのです!これは大変だと、すぐに眼科へ駆け込みました。
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診察の結果、医師は驚きの表情を浮かべながらこう言いました。「右目の視力が、出てますね……メガネが逆に合っていません」
そう、右目の弱視が改善していたのです!
その後、精密検査を2度受けましたが、やはり右目の視力がしっかり出ていて、もはや両眼ともメガネが全く必要ないという診断結果が出ました。
まさに奇跡としか言いようがありませんでした。
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後日、心の学校の佐藤康行学長にお会いする機会があり、そのことをお伝えすると、学長はこう言ってくださいました。
「お子さんは、今までお母さんのことを“片目”でしか見られなかったのが、今は“両目”でちゃんと見られるようなお母さんになったのですね」
その言葉に、また感動して涙が止まりませんでした。
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「子どもを育てている」と思っていたけれど、本当は私が、子どもに育てられていた。それを深く実感した、今でも忘れられない体験です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心の学校キャンパス事務局