こんにちは、心の学校キャンパススタッフの木下英治です。本日もお読みいただき、ありがとうございます。
私が心の学校のスタッフになって数年経ったころからだったのですが、ひとつのメッセージが届けられているのだと受け止めたことがあります。
それはさまざまな形になって、現実に現れて、伝えてきていることを発見し自分なりにキャッチしたことでした。
私が8年くらい通っている理容室の店主から、独立開業するまでのエピソードを聞かせてもらったことがありました。
独立までに修行した期間は10年間で、今の時代には珍しく、スタッフ全員が社員寮に住み込みで働き、部屋にはテレビもなく、食事は親方、その奥さんと、社員全員が一緒に食べるというもの。
話を聞くと相撲部屋のような感じでもあります。そしてその親方のもとで修業した親が、自分の子供にも同じ親方のもとに送り込み、親子2代でお世話になる人もいるそうです。
それだけ1人前になれる場なのだと思います。私が通うその理容室はコロナ禍が始まっても、客足が減るどころか逆にますますいつも予約でいっぱいになっていきました。
そして次は私が心の学校の営業部に所属していたころ、担当する受講生の方からLINEでメッセージをいただきました。
内容はその方が通う、とある教室の先生がこんな話をしていたと。「龍は天に昇るために10年間沼の中に身を潜めて力を蓄える。これが6、7年程度だと甘く、昇ることはできない」のだと。
そして、次は、私は歴史が好きなのですが、劉邦という紀元前の中国を統一した人物を支えた張良という人物がいました。
彼の有名なエピソードで、橋を渡ろうとしたとき老人が橋の下に草履をわざと落として、それを拾わせてきました。
さらに早朝にここにくるように言い渡して、張良が老人よりも早く来るかを試して、夜中のうちから待っていたのを見て合格とし、秘伝の巻物を授けて消えていきました。
張良は巻物を読み耽り、いよいよ戦乱の世にその力を発揮しようとするも、彼の戦略を採用してくれる王様に巡り合えずに月日が流れました。
そして10年の歳月が流れたときに劉邦と出会いました。自分の作戦をことごとく採用してもらえ、劉邦も天下をとることができたのでした。
ほかにもその時期、次々と「10年」というメッセージをキャッチしました。
当時、私は4~5年ほど心の学校のスタッフを続けたころでしたが、そのころから、とにかく10年間スタッフを続けなさい、という天からのメッセージとして受けとめていました。
自分の生きる道への確信が揺らぎそうでも、これをひとつの支えとしてきました。
「本当の自分」の世界は20年以上やっている先輩方に聞いても、やればやるほどますますわからなくなると、口を揃えて言われます。
本当の自分を開発して日常レベルで、本当の自分の在り方、生き方を習得する為に、ダイアリーというツールがあります。
これは、日々の心の変化、現象面の変化を、日記のように書きとめていくのですが、変化を発見する力を身に付けるトレーニングでもあります。
本当の自分の世界というのは、意識を向けるだけでさまざまな変化がはじまるものですが、自ら発見するトレーニングをしないと気づかないままキャッチできずに、何も起こっていないのと同じように流れていってしまうことになりかねません。
また、どのように受け取るかは、その人次第ですが、佐藤康行先生は、望ましい受けとめかたであることが前提ですが、「そう受けとめていいです」という回答をされます。
自分を導く見えない力の存在なくして、自分は生きているわけではないのだと実感しています。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心の学校キャンパス事務局