皆さん、こんにちは。心の学校キャンパススタッフの宮田です。
今回は、私が9年前にYSメソッドに出会い「本当の自分」を知った頃、特に参考になったある体験談をご紹介します。
記憶が少しあいまいで、どなたの体験談かも定かではありませんが、覚えている範囲で書かせていただきます。
私がクリニックに通っていた頃、毎週水曜日の18時から、佐藤先生のグループカウンセリングを受ける機会に恵まれていました。そのとき、佐藤先生からお聞きした体験談です。内容はこうです。
営業関係の仕事をされている方(性別はわかりません)が、成績不振で給与が少なく、生活のために親からお金を借りいたそうです。
その方は、佐藤先生にこの状況を相談されました。佐藤先生が「親から借りたお金は、少しずつでも返しているのですか?」と尋ねると、その方は「返すどころか、今月も生活できないので、また借りようと思っています」と答えたそうです。
佐藤先生は、「それならせめて、『借用書』だけでも書いてはどうでしょうか」と提案されたそうです。その方は先生の言葉に従い、借用書を書いて親に渡したそうです。
すると、そこから状況が変わり始めました。契約が次第に取れるようになり、営業所でも上位に入るほどの成績になったのです。
そして、「次はトップを目指します」と、佐藤先生に話されたそうです。「借用書を書く」という行動を通して、「取ろう、取ろう」という意識から「与える、与える」という意識に変わったことが、この変化につながったのだと、佐藤先生は説明されました。
私は「なるほど!」と深く納得しました。当時うつ病でどん底にいた私にとって、この体験談は衝撃的でした。意識が変わるだけで、こんなにも状況が変わるのだと知った私は、すぐに行動に移しました。
お金ばかりでなく、親切にしてもらったことなどそのままになっていることを思い出しました。そして、少しでも何かの形でお返ししたいと思えるようになりました。
すると、それまで行動できなかった私が、積極的に動けるようになったのです。いまだにどなたの体験談かはわかりませんが、本当に大きな力をいただきました。心から感謝しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心の学校キャンパス・スタッフ 宮田