苦手な人がいてもいい

こんにちは。心の学校キャンパス スタッフの神子です。本日は、「たったひとつの習慣」で人間関係が劇的に変わり、自分自身も深く成長された、素晴らしい体験談をご紹介します。

その習慣とは、「美点発見」。これは心の学校学長 佐藤康行先生が生み出された独自のワークで、相手の“美しい点”を箇条書きで書き出していくという、とてもシンプルで奥深い方法です。

よく「褒めること」と混同されますが、美点発見は、褒め言葉のように相手がその場にいなくても行え、地位や関係性に関係なく、どんな相手にも実践できます。

また、書いた内容を相手に伝える必要もありません。誰でもどこでも自分一人でできる、とてもシンプルなワークです。

今回ご紹介するSSさんは、命を預かる新幹線の整備・清掃の現場で働いておられます。5名で構成されたチームのなかで、ある先輩との関係に長く悩まれていました。以下、SSさんからいただいた体験談です。

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「私は新幹線の整備・清掃の仕事をしていますが、一人どうしても苦手な先輩がいました。その先輩は「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えない人でした。

私はそのことをどうしても許すことができず、人間関係もギクシャクしていました。このままではいけないと思い、その先輩に対して美点発見をやりました。

すると1か月ぐらいしてから、その先輩との関係もよくなり、今ではいろいろと自分の仕事を手伝ってくれるようになりました。

今までの関係がうそみたいでともに信頼し合える関係になっています。実際に美点発見をやってみて発見したことは、職場には1人か2人ぐらい苦手な人がいた方が、自分の魂が成長することに気がつきました。」

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SSさんからは、実際に現場でのチームの連携が以前よりも格段にスムーズになり、仕事の流れが改善されたとお聞きしました。

新幹線の整備という仕事は、時間との戦いでありながら、人の命を預かる非常に責任ある業務です。

ミスひとつが命取りになるその現場で、心のあり方を整えるだけで全体の調和が生まれたというのは、見逃すことのできない変化です。

SSさんは、「それでも先輩は変わらず、お礼も謝罪も言わないままです」と笑っておっしゃいます。

けれど、それでも現実は大きく変わったのです。まるで、相手が変わったかのように。そして何よりも感動したのは、「苦手な人がいた方が、自分が成長できる」と自然に思えるようになったという、その境地です。

人事異動や新しい環境では、また新たな「苦手な人」が現れるかもしれません。でも、自分の内面が変われば、どんな相手がきても対応できる。

そこにこそ、本当の意味での自由と成長があるのだと、SSさんの言葉から深く感じさせていただきました。

昨年11月30日に開催された、国際フォーラムで開催された心の学校 キャンパス 佐藤学長の講演会のテーマは「たった一つの習慣があなたを幸せにする」でした。

その“たった一つの習慣”——それが、美点発見です。SSさんは、それをわずか1か月続けただけで、人生の景色が変わりました。

あなたも今日から始めてみませんか?もしかしたら、これまで見えなかった“新しい世界”が、そっと顔を出してくれるかもしれません。

心の学校キャンパススタッフ 神子