先代が残した多額の借金を返すことができた話

心の学校キャンパス・スタッフの大島です。本日は、身近なところで起きた、Mさんの奇跡の体験談をご紹介します。

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2014年1月に姉にすすめられて、佐藤康行福岡講演会に参加し、迷わず営業プログラムを申込みました。ところが、夫のがんが急に悪化し、5ヶ月後に他界。

小さな会社を経営していた夫の後を、長女が継ぐと決めたものの、子どもたちがまだ小さく、私が代表を引き継ぐことに。

創業者である夫の父親は信仰心の強い人で、会社の利益を寺社に寄付してしまうので、父に替わって夫が社長になった時には、抱えきれない額の銀行借入がありました。私は、そんな義父を到底許すことができず、憎んでいました。

しかし、プログラムを聞き、YSメソッドの講座を受講していく内に、義父に対する憎しみは消え、「この借金があるからこそ私は元気で頑張れる」と思えるようになりました。

その義父も夫の後を追うようにその年の12月に亡くなり、最期の言葉は「大丈夫だから、何の心配もいらんから」という言葉でした。

私は、我が子に多額の負債を負わせ苦労させるわけにはいかない、会社を何とかしなくてはと悪戦苦闘しておりましたが、講座の中で、私の役割は、娘が三代目として動きやすいように支えていくことなのだと気づかせてもらいました。

娘はデパート催事に出店したり、マルシェや教室を自ら開催したり、広報活動を精力的に行い、テレビや雑誌になどに取り上げられるようになりました。

おかげで会社の知名度はぐっと上がってきました。しかし、忙しくなればなるほど、私と娘とは何となく歯車が合っていないことはいつも感じていました。

そして3年後の秋にサンタ営業の講座を受け、自分なりの目標を設定し、紙に書いて自分の部屋に貼りました。

それには、「3年後に借入金を完済する」と書きました。そして翌年の2月から「黄金の谷の法則実践プログラム」を聞き始めました。すると今までと流れが急に変わり始めました。

会社の状況は知っていたはずの娘でしたが、急に会社をやめようと言い始めました。1週間ほど言い続けたのですが、私にその気がないとわかると諦めたように見えました。しかし、秋にまた、その話を持ち出して来ました。

会社のある土地と、他の会社に貸している土地と自宅、全て担保に入っていたので、これを全部売ってしまえば、銀行の借入金を返すことができるか調べてほしいと、娘は会社が契約していたコンサルタントの方に頼んだそうですが、無理だと思われていたようで調べてもらえなかったようです。

そこで娘は知り合いの人の伝手で不動産会社の社長さんを私の所に連れて来ました。その方と話している中で、私は60年続いた会社を閉じる決心をしました。そこからはまるで何か大きな流れにまかせるように進んで来ました。

何か事が起きても、すぐ応援者が現れたり、何日かするとその事自体に意味があることだったのだと思えたり。

結果的に会社があった土地だけを手放しただけで借金は完済、お客様から惜しまれながら、お店を閉店させていただきました。

離婚して親の会社を継ぐ決心をした娘でしたが、2人の子どもの子育てと仕事との中でとても悩んでいたんだと思います。

今回の出来事は彼女にとっても新たな巣立ちだったのではないか、そして、私にとっても娘を自分の手元から放す機会を与えてもらったと思っています。会社を畳むことを決心させてくれた娘に、今は感謝しています。

夫が亡くなってから、会社の2階に住み、自宅から離れていた私ですが、リフォームして5年ぶりに我が家に帰ってきました。重たかった荷物を全部おろして身軽になり、今は穏やかな日々を過ごしています。

義父が最後に私に言った言葉は、こういうことだったのか、きっと天国で夫と2人で応援していてくれたんだなあと感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、講演会に誘ってくれた姉や、いつも元気をいただいていた友の会の皆さん、サンタ営業を一緒に学んできた皆さんに、心からお礼が言いたいです。本当にありがとうございました。

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働き者で、料理が大好きで、面倒見の良いMさん。これからも、地域の人達に光を照らしてくれることと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

心の学校キャンパス・スタッフ 大島裕子