本当の自分に出会って

こんにちは。心の学校キャンパススタッフの武田です。

本日は、幼少時からの過酷な体験を本当の自分に出会ってさまざまに乗り越えられてきた加藤はるみさんの体験談をご紹介いたします。

少しでも皆様のお役に立てればとの思いで、3部に分けて寄稿してくださいました。本日はその第一部でございます。

◇ 苦しみの連続だった幼少期

私の人生は過酷でした。両親は物心づいた時から不仲。父は暴力、母は言葉の暴力。二人のいさかいは日常的で、その間に立つ長女の私は間に入ってサンドバックような存在でした。

「両親なんて嫌い。自分なんてもっと嫌い。」気付けば「死にたい」という言葉が口癖になっていました。

それでも結婚はしました。けれど心の奥では父を恨み、男性そのものを信じられない私にはうまくいくはずがありませんでした。

そんな中、次男が鬱を患い、わずか21歳で命を絶ってしまいました。こんなことが起きるなんて、私が呼び寄せているのかもしれない。私が変わらなければ――と強く思いました。

◇『ダイヤモンド•セルフ』との出会い

そんな時、ある人から勧められて、佐藤康行の『ダイヤモンドセルフ』という書籍を読みました。そこには「心は記憶でできている」と書かれていました。私は、まさに「これだ」と思いました。

すぐに、本当の自分を開発する「未来内観講座」…『死から生を見る』という講座を受講しました。2008年のことです。

そこで初めて、本当の自分「真我(しんが)」に出会ったのです。それは、心の奥で宇宙意識とつながっている素晴らしい存在。愛と喜びと感謝しかない自分でした。

◇苦しみが「愛」に変わった

すると今までの苦しい出来事が一本の糸のようにつながりました。大嫌いだと思っていた両親の愛に気づき、感謝できるようになりました。

そして、あれほど辛かった出来事のすべてが、実は私が、人生が良くなるための「真(神)の愛」だったと気づきました。

大嫌いで仕方なかった自分自身をもやっと愛せるようになり、心が喜びで満ち溢れていました。そしてその瞬間から、私の人生は確実に好転していったのです。

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さあ、はるみさんのこの「本当の自分に出会った」体験はいかがでしたでしたでしょうか。彼女は、自分がこのように両親も大好き、自分をも大好きと思える日が来るとは思いもしなかったと述懐されます。

それでも何とかしたいという気持ち、そしてこれは自分が引き寄せているという、自分事として問題を捉えておられたことが、本当の自分をたどり着かれる、大きな力となったのではないでしょうか。

第2部を心待ちにしていただければ嬉しく思います。

心の学校キャンパス•スタッフ武田早苗