こんにちは。心の学校キャンパススタッフの宮田です。
今回は、「ライン瞑想会」に7年間参加されている稲尾智子さんにお話を伺いました。稲尾さんといえば、毎日9人分の「美点発見100」を書き続けておられることで有名です。その習慣がどのように生まれ、どのような体験につながったのか――詳しくお話を伺いました。
1.真我と出会ったきっかけ
7年前、子どもが突然会社に行けなくなったことがきっかけで、「心の学校」にご縁することになりました。
2.どのように瞑想会へ参加していたのか
当時は、主人や舅姑の反対もあり、家から出ることが難しい状況でした。そんな中で「LINE瞑想会」を知り、夜の部にこっそり参加するようになりました。
家族には言えず、主人がテレビを見ている横でイヤホンをしながら参加。それでも「参加できる」ということが、当時の私にとって大きな支えでした。
3.瞑想会で体験した変化
実は私は、「神成瞑想」がとても苦手でした。目を開けて行う瞑想は目が痛くなり、1分も続けられませんでした。ところがある日、ふと思ったのです。
「『神』という文字は、もしかして『私』のことなのか?」そこで「中心の神」という文字を見ながら「私は神、私は神」と唱え続けてみました。
すると、初めて3分半続けることができたのです。その瞬間、自分の存在を認められたような感覚がありました。
さらに、主人や舅姑のことも「神として一つ」という視点で見られるようになり、心の捉え方が大きく変わったように思います。
4.「美点発見100」を毎日9人分。今も続いていますか?
はい。書き始めて3年以上、毎日続けています。
5.書き始めたきっかけ
きっかけは、家族のことで佐藤先生に相談したときでした。
先生から、
「じゃあね、子ども3人の『美点発見100』を毎日」と言われたのです。その言葉がとても嬉しく、その日から毎日書いています。
6.毎日9人分の美点を書くようになった経緯
最初は子供3人の美点から始めましたが、途中で「考えよう」とすると書けなくなることに気づきました。それからはペンを止めずに一気に書くようにしました。
3人の子供の美点を毎日書いているうち、ふっと、主人の美点も書けるだろうかと思いました。主人を追加しました。その後、自分の「美点発見100」にも挑戦しました。
ところが、自分の美点は3つしか書けなかったのです。その時、「神成瞑想」での気づきのことがよみがえり、ペンが止まったら「神、神」、「完璧、完璧」や「満月、満月」と書くようにしたら、新しい美点が浮かんでくるようになりました。
その後は舅・姑の美点を追加し、亡くなった両親の美点も書きたいと思うようになり、1日に9人分を書くようになりました。
7.「美点発見」を続ける中での体験
書いている最中に、亡くなった母の声で「智子、生まれてきてくれてありがとう」と聞こえたことがあります。
母は55年前、ガンで苦しみながら亡くなりました。ずっと心の中で「かわいそうだった」と思っていましたが、実はずっと私を見守ってくれていたんだと感じたのです。
その時、「母は今も存在している。いつも光を与えてくれている。」と深く分かりました。
8.稲尾さんにとって瞑想会とは
私の1日は、まず「今日も夜の瞑想会に参加する」から始まります。そして、瞑想会の後に美点発見することが、私のルーティンになっています。
瞑想会に参加すると、その日にあったいろんなことがリセットされ、翌日に持ち越しません。夜はぐっすり眠れるようになりました。
以前は、日常で起きたことを思い出して悔しさから、床に就いて泣く日もありました。でも今は、瞑想のおかげで心が整い、安心して過ごせています。
「この瞑想会がなかったら、私はとんでもないことになっていたかもしれません。」稲尾さんは静かに、しかし力強く、そうおっしゃいました。




