不良になった息子と仲良くなり、家族で真我(本当の自分)の話も ~佐藤康行メソッドを受講して~

こんにちは。心の学校キャンパス スタッフの久後八重子です。今回は、渋谷千恵子さんの体験談をご紹介させていただきます。

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高校三年生(当時)の息子が、その三年ほど前の中学三年生の時に急に不良になりました。その不良のなり方が半端なく、ちょうど夏休み前で運動部の部活も終わって、野球部でずっと頑張ってきた息子が、あれよあれよという間に悪い友達とグルみだし、髪の毛が黄金バットのようになり、タバコを吸いだし、夜も帰ってこなくなり、

学校の先生から何度も電話がかかってくるようになりました。そのうえ、盗んだバイクを乗ったり、挙句、万引きをしだして警察からも電話がかかってきてしまいました。

うちは、主人の実家が地元で商売をしており、息子が小さい時から「お金や人様のものは大事にしなさい」と言ってきたつもりでしたが、その息子が万引きしたというこで、私自身、頭をガン打たれたほどショックを受けました。

私の躾け方が悪かったのかもと自分を責めました。警察で息子を連れて帰るときに、引取人の書類を書く際、手が震えて字が書けなくなってしまったほどです。

それからは周囲の声や一緒に仕事をしている身内から私たち夫婦は「しっかりしなさいよ」とどんどん責められるようになり、事務の仕事なのに伝票や送り状を書くときに意識すればするほどあの警察のときと同じように手が震えだして字が書けなくなってしまい、ひどいときにはカードでお買い物をした際のサイン(自分の名前)すら書けず、書痙(しょけい)というものになってしまいました。

人の目が気になって手が震えて、どうしても字が書けないのです。

それでも息子はさらにひどくなってしまい、私も小学生でも書けるようなことができなくなり、それからは毎日毎日自分で自分を責め、朝、目が覚めるとこれから一日どうしようと不安になり、生きてても仕方がないのではと自分を追い詰めるようになった結果、買い物帰りにふと前から走ってくる車の前にパッと出たら死ねるかなと思うようになりました。

どうやって生きていけばよいのかと困り果てていた時に、ある方から「本当の自分に出会う」という講座があるからどうかしらと言われ、受講することにしました。

そして、受講中に驚いたことは、息子はただ単に私たちを困らせて悪い行動をしていたのではなく、私たちにメッセージをいろいろと教えてくれていたんだということが、一番分かったことでした。

私の中に真我(本当の自分)の愛があると知ったので、受講後、帰ってすぐに一番距離をおいていた息子の部屋に行きました。

そして、「お母さんね。なんであなたはお母さんたちを困らせるのか、またお母さんの躾が間違っていたのか毎日毎日自分を責めてたけど、あなたはそんなんじゃなかったのね、いろんな人のことを考えてくれてたんだね。それに気づけず辛い思いをさせてごめんね」と思い切って自分の本音を息子に伝えました。

すると息子がポロポロと涙を流しながら、お母さん、ごめんな、僕、あの時、家の中にいても、僕はもう邪魔ものだし、せっかくお父さんやお母さんやお姉ちゃんが幸せそうに暮らしているのに、僕もう自分のことが認められなくて、ダメだったから」

「お父さんお母さんをそこまで追い込めて、ダメにしたのは僕なのに、なんでこんなこと言うの」「僕はどんどん逃げたのに、そんな僕を受け止めてくれるんだ」と初めて胸の内を開いて、本音を次々と言ってくれたのです。

そして今では、家族の中で一番息子と話し合える仲になりました。それが受講後の一番大きな変化です。

息子と話せるようになったこと、関係が良くなったことが本当に嬉しいです。息子が自分を責めていたことを聞いて、その言葉は私に言ってくれているんだなと、私も結局自分を縛って、自分の固定観念で息子を縛っていたんだなということを息子に教えてもらった気がしました。

また主人や家族、そして仕事の同僚や身内との仲も本当によくなってきました。

主人などは仕事場でも家でもずっと顔を合わせていて、家で話をすることもあまりなかったのですが、一生懸命働いてもらっているんだな、ありがたいなという思いが募り、いつも「ありがとう、ありがとう」と言うようになり、いつの間にか口癖のように周りに「ありがとうございます、ありがとうございます」と言っていて、その言葉が出るのが一番多くなりました。

そうしているうちに、自分が嫌いで責めていたのですが、少しずつ自分を認められるようになり、そういう自分も好きだなっていう気持ちもフツフツと湧いてきて、毎日ありがたい、ありがたいと思えるようになっています。

子どもたちや、家庭が良くなっていくと自分の中にも変化が起き、とにかく、以前は人と自分を区別していましたが、それが自分も人もいない、みんなが話してくれることは私のために言ってくださっている愛だったんだとわかってきました。

そして自分がわかってきたら、手の震えもほぼ改善されてきました。これからは、自分の中に元々ある「本当の自分」をどんどん出していき、自分も人も認めて生きたいです。

「本当の自分=真我」に出会えて良かった。私を「本当の自分=真我」に導いてくれた息子に感謝でいっぱいです。

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渋谷さんは、佐藤康行メソッドを受講して湧き上がってきた愛の心を、間を開けずに即、素直に、心から、言葉・行動に現わされた結果、息子さんはもとよりご家族はじめ、自然と周りの方との関係もたちまち改善していきました。。

「真我の体現」の素晴らしい体験談、ありがとうございました。

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皆さま、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

心の学校キャンパス スタッフ 久後八重子