こんにちは。心の学校キャンパス スタッフの久後八重子です。本日は、Y・Hさん(当時38歳)の感動的な体験談をご紹介いたします。
なぜ、これほどまで辛く苦しい人生を送り、親や周りに対する凄まじい因縁を背負っていたY・Hさんが、どのようにして因縁を切ることができたのでしょうか。
少し長文となりますが、最後までお読みいただけましたら幸いです。
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私をとてもかわいがってくれていた父親が、6歳の時に突然蒸発してから、母親と母方の祖母からひどい虐待を受けて育ちました。
それは兄弟の中で私だけがとても父親に似ていたからです。「お前は橋の下から拾ってきたんだ」「勉強なんかしなくていい。お前は女中なんだから」「お前は人にもらわれるはずだったんだ」・・・働く母親に代わって、私を育てた祖母の口からでるのは、私をののしる言葉ばかりでした。
私はたまらなくなって、こっそり父親の実家に逃げて帰ったりしましたが、その時は必ず母親から吹き飛ばされるほど殴られました。
そろばんで殴られ、部屋中に血が飛び散り、体はあざだらけになりました。小学校から高校まで、学校でもいじめられました。
「どうしてこんな辛い目に合わなきゃいけないんだろう」私は小さい頃から、そう考え続けてきました。
やがて私は結婚し、三児の母になるのですが、今度は小学校に通う長女が、学校でひどいいじめに合っていることを知らされました。
長女へのいじめは、中学校に入るとますますエスカレートしていきました。自分自身も人間関係で悩み続けていたので、何とかしなくては・・・と思い、藁をもつかむ気持ちで、佐藤康行メソッドを受講しました。
受講を通して、自分の中に渦巻いていた膨大な量の恨み、つらみ、憎しみを次々と捨てていきました。
そして、ようやくその一番奥にある『本当の自分』に出会うことができ、小さい頃から探し求めてきた『自分の生まれてきた意味』を知ることができたのでした。
私は、これまで受け継がれてきた悪い因縁を断ち切らなければならなかったのです。私の代で断ち切らなければ、それは子供に引き継がれ、その子孫へと永遠に続いていくことでしょう。
娘の姿がそれを教えてくれていたのです。今までの苦労のすべては『自分の生まれてきた意味』を知るために、私が経験しなければならなかったステップだったのです。
そう気づいた時、辛く苦しい思い出が、すべて感謝に変わりました。そしてそのことに気づくと同時に、今まで憎くて仕方のなかった祖母への思いがまったく変わってしまいました。
「祖母は、私をいじめることしかできなかったんだ。そうしないと自分がもたなかったんだ」ということに気がついたんです。
そして、心配していた長女も徐々にいじめられなくなりました。佐藤康行メソッド受講後、さらに奇跡が起きました!
私をいじめていた祖母は、数年前から末期の肺ガンでずっと入院をしていたのですが、ガンは全身に転移してしまい、手術もできず「もう手の施しようがない」と医者から言われる状態でした。
私は受講の翌朝、寒空の中病院へ駆けつけ、ベッドに横たわって目を閉じたままの祖母の姿を見て思わず手を握りました。
すると、なんと祖母は目を開けたのです。それから一週間通い続けて、祖母の手足や背中をさすってあげました。
すると、その二週間後のことです。レントゲンを撮ると、何とガンが消えていたのです。肺には肺炎の痕跡のようなものしか残っていませんでした。
そして、祖母は私に「今まで苦しめてごめんな・・・」と言いました。こうして祖母と私は完全に和解することができました。
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【佐藤康行先生からのお言葉です】
『親の因果が子に移り』という言葉があります。親が子供に継がせたくない因果をもっていたら、その因果は親から子どもへ、そしてまたその子どもへとずっと引き継がれていきます。
親の姿を見て育てば、親を嫌っていた子どもが、また大人になって親と同じことをやってしまいます。
そして、その子どもがまた同じことをやってしまいます。それが代々続いていきます。何と悲しいことでしょうか。
その因果はどこかで修正しなければいけません。それには、自分が『本当の自分に目覚める』しかないのです!
『本当の自分』に目覚めることができれば、どんな因縁、因果も消し去ることができるのです。
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いかがでしたでしょうか。最後に、御祖母さまがY・Hさんへおかけになったお言葉「今まで苦しめてごめんな・・・・・」魂が浄化されるような真実の愛の一言がとても胸に刺さりました。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
心の学校キャンパス・スタッフ 久後八重子