まるで地獄のような出来事のお蔭で目が覚めた!

皆さま、こんにちは。心の学校キャンパス スタッフの久後八重子です。

本日ご紹介するのは60代女性(Sさん)の体験談です。Sさんは重度の鬱症状をきっかけに、YSメソッド(本当の自分に出会う講座)に出会い見事に寛解された矢先に、一時的に見ると、地獄のような予期せぬ出来事が起こりました。

しかしこの地獄のような出来事のお蔭で、何にも代えがたい心の財産を得られたSさんの崇高な体験談です。

私が真我に出会ったのは、4年前のことです。それまでの3年間は鬱でほぼ寝たきりで過ごしていました。薬の飲み過ぎで肝臓を壊し、断薬せざるを得なくなりました。

途方に暮れていた時に佐藤康行先生が開発されたYSメソッド(本当の自分に出会う講座)に出会いました。

あっという間に不安感が消え驚きでした。心はどんどん意欲的になっていき、3年間で衰えた体がついていけないくらいでした。

もうあの鬱のしんどい時には戻りたくないという一心でした。これをやり通す事でしか楽になれないと信じていたので必死でYSメソッドの講座は全部受講し続けました。

毎週末YSメソッドの講座を受講するようになって、2年10か月経ちますが、最初から変わらないのは受講の日が楽しみということです。

受講すると必ず気づきがあり過去が書き換わります。感謝が深まり、そんな自分に喜びを感じます。また仲間の皆さんとの出会いもかけ甲斐のないものです。

そんな中、去年さらに本当の自分に踏み込むよういただいた出来事が起こりました。夫が逮捕、起訴されて実刑判決が言い渡されました。

夫は今、刑事施設にいます。その上、想像以上の借金も知ることとなりました。30年暮らした家からも出ていかなければなりませんでした。

間違いを全て浮き上がらせてくれているように思えました。最初は想像以上の展開に心がついて行けずざわつきましたが、これは好転反応「真我をやっていて悪くなるわけない!」という言葉が中心にあったので、自分でも驚くくらいあまり動揺せずにおれました。

それも佐藤先生に出会っていたお蔭さまです。いきなり、ひとりになってもたくさんの人が支えて下さり、その時出会った人達が親切に対応して下さり、全てがうまい具合いに運んでいきました。

守られていると感じました。朝の瞑想会も大きな心の支えでした。1人暮らしとなって全て自分でやらないといけないという環境が私の心身を鍛えてくれています。

パートに出るという一歩も踏み出すことができました。全て良きことだったのです。この一年の自分の変化に自分でも以前の自分を忘れそうです。

この出来事のお蔭でたくさんのものを得ることができました。夫とは手紙で近況のやり取りをしています。

私たちが若い頃よく文通をしていたのでその頃に戻ったようです。私たちには、30代の息子が2人いますが、今回のことで息子達にも迷惑をかけてしまいました。

しかし私の様子を見に来てくれたり、色々力になってくれて頼もしい存在です。夫の面会にも行ってくれて夫に希望いっぱいの話をプレゼントをしてくれています。

夫は「なんでこんないい息子達に育ったんやろう。こんな最高の宝が近くにいたのになんで、気づかなかったんやろう」と手紙に書いています。

夫の手紙は家族への感謝で溢れています。私は夫はあまり子育てに協力してくれなかった、とずっと思い込んでいました。

それを息子達に聞かせていたのに息子達は、夫のことをこんなに大切に思って愛しているということを見せてくれています。

それは夫がどれだけ息子達を愛してきたかという現れだと思っています。私は大きな勘違いをしていました。

夫の美点発見を続けているうちに、夫が家族のためにたくさんの愛を注いでくれていた事に気づきました。

目が覚めた!という感じです。この出来事がなかったら、この事に気づくのにもっと時間がかかっていたことと思います。

もし「本当の自分」に出会っていなかったら全く気づかない私で人生を終わらせていたと思うと本当にゾッとします。

今、私たち夫婦は出会った頃のようにお互いを思い合っています。夫の手紙がポストに入っている時は喜びいっぱいになり、夫に面会に行くときはワクワクします。

息子達も会うたび輝いています。家族が元々の一つに戻った感じで、本当に幸せです。今までの私たちの生き方は本当の私たちでなかったから苦しくなってきていた。

でも自分たちではどうしようもできないと思っていたことを「本当の自分」が終わらせてくれた。

全てリセットさせてくれたと思っています。「本当の自分の奇跡」としか言いようがありません。この「本当の自分」を伝えてくださった佐藤先生への感謝は言葉では言い尽くせないほどです。

佐藤先生、本当にありがとうございました。

Sさんは「この一連の出来事によって私たち夫婦は本当に生まれ変わらせていただきました」と仰っています。

以上です。

心の学校キャンパス・スタッフ 久後八重子