皆さま こんにちは。心の学校キャンパススタッフの加藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
本日、ご紹介させていただくのはお子さんの病をきっかけに来院された親御さんの体験談です。
「なんで娘の症状の改善のために、私が変化する必要があるのか」との思いを残したままカリキュラムをスタートされた方が、「自分が変わることの意味」に気づき、親子関係も夫婦関係も好転していかれたストーリーです。
お子さんの相談でクリニックにいらっしゃる親御さんの多くは「病は子どもの問題」と考え「子どもが治療すればよい」と思っておられます。
このような時、クリニックでは親御さんとお子さんがご一緒に取り組んでいただくようにお伝えします。
それは、お子さんの病の原因は、根本的には親子関係に帰結するからです。親御さんの、お子さんに対する接し方が変わると、お子さんの状態は確実に変化します。
引きこもり等でお子さんが来院できなくても親御さんがカリキュラムに取り組むことで、お子さんが回復していかれる症例もあります。
そのためには、親御さんが、お子さんのことをどのような存在としてとらえているかが、大切になります。
今回ご紹介した方のお話のなかに「次女をどうにかしたいは三日月の考え方だった」という言葉があります。これは、お子さんのことを、三日月のようにかけている状態で、何とかしてあげなければならない存在としてとらえておられたということです。
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YSこころのクリニックとのご縁は、次女の不調の相談でした。口元のしびれが気になり、数か所の病院を渡り歩いても改善せず、もしかしたら心の不調からきているのではないかと思い直し、夫のすすめで一度お話を伺ってみようと訪れました。
対応してくださったカウンセラーの方は、私の話を聞いて、「自分の事も娘さんの事も責めることはない。すべて満月なのですよ」と教えてくださいました。
私は初めて聞く満月の法則に、涙が止まりませんでした。また「あなたが変わるのが一番です。親が変わると子どもに波紋で広がるから大丈夫」とも。
さらに夫婦でYSメソッドを受講するのがベストとの提案に夫が賛同、私の背中を押してくれました。
「なんで娘の症状の改善のために、私が変化する必要があるのか」との思いを残したままのスタートでしたが、受講が進むにつれ、私の心が軽くなり、身体が勝手に動くようになりました。
クリニックに通い始めてからは、夫と一日の出来事を話すようになりました。息子には「勉強会で仲良くしろって言われてきたの?」と問われるほど夫婦の関係性が変わったようです。本当に夫婦で受講して良かったです。
次女からは「なんで私の心配をしないんだ!私の事は面倒くさいんでしょ」と言われ、毎日「今日はどう?」と聞かれるのは嫌だろうと思っていた私の心遣いは誤解と判明したので、朝と学校から帰ったときに聞くようにすると、その流れで一日の出来事を話してくれるようになりました。
今では次女とふたり楽しくクリニックに通っています。笑いあいながら電車に乗るなんて全く想像もしていませんでした。
娘からの言葉も、きつい言葉ほど「私を愛してほしい」と聞こえるようになり、いとおしく感じるようになりました。
私は、自分が変わることの意味に気づきました。「次女をどうにかしたいは三日月の考えだった。私は私で、次女は次女で素晴らしい。今まで、母親とはこうあるべきだとか、子供はこう躾けるべきとの思いを含んだ波紋が広がっていたのかもしれない。これからは私が広げるのは光の波紋にしよう」と感じています。
クリニックの皆さまには、いつも笑顔で迎えてくださり感謝しております。支えていただきありがとうございます。
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いかがだったでしょうか?お子さんを三日月で見ていたお母様がお子様に「まんまる満月」という前提でお子様に接しましたら、お子様が確実に変化をされ、家族大調和になられた体験談でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
心の学校キャンパススタッフ 加藤奈保子