こんにちは。心の学校キャンパスの星野です。
家族の不安で心が固くなってしまったとき、どこからほどけばいいのでしょうか。本記事は、涙が戻り、感謝が芽生え、人間関係に調和が広がっていった実体験をご紹介します。読後に、小さな一歩が必ず見えてきます。
子どものパニック発作とうつ症状が続き、家族全体が絶望感に覆われていました。
Kさんご自身も、母の死や姪の死、夫の病気といった出来事に直面しても涙が出ず、感情が固く閉じている自覚があったそうです。
状況がようやく落ち着きはじめた頃、「何か前向きに動きたい」という思いから宇宙無限力体得コースに参加されました。
受講の狙いは、長く課題だった“両親への感謝”に正面から向き合うことでしたが、深めようとするほど苦しくなり、これまでは実践できずにいたといいます。ところがコースのワーク中、予想外の変化が起きました。
これまで出てこなかった涙が母への思いとともにあふれ、胸の奥で止まっていた感情が一気に流れ始めたのです。
すると、「産んでくれてありがとう」「生まれてきてよかった」という自然な感覚が湧き上がり、父に対しても出来事の一つひとつを“学び”として肯定的に捉え直せるようになったといいます。
受講後もしばらく、頭の奥から幸福感が立ち上るような体感が続き、理由のない不安が薄れていったそうです。
日常にも小さな変化が連鎖しました。人から相談を受ける機会が増え、その方に『満月の法則』の本を手渡す場面もあったといいます。
子どもの症状については医師から「薬はいったんやめて様子を見ましょう」との方針が示され、その後、子どもは好きな絵や料理に自発的に取り組むようになっていきました。
また、以前は怒りを感じていた集まりの相手とも落ち着いて話すことができ、距離を置いて見れば相手がしてくれていたことに感謝が芽生えたそうです。
結果として、人間関係全体に“調和”が戻りつつある手応えを感じておられます。
この体験の核は、閉ざされていた感情が安全な場で動き出し、根底にある「両親への感謝」が回復したことにあるとKさんは振り返ります。
感謝という土台が整うと、自己イメージがやわらぎ、出来事の意味づけが変わります。その認知の再編集が、不安の軽減や家族・周囲との関係改善へと波及していく―
Kさんは、そのプロセスを等身大の言葉で確かに体感されました。
劇的な一発逆転ではなく、涙が戻るという“内側の微細な変化”が、日々の選択や関わり方を静かに変えていく。
この静かな変化にこそ、回復の持続力が宿っているように感じられます。Kさんの素晴らしい体験をご紹介させていただきました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心の学校キャンパス事務局