変われない自分が、ある日“沸点”を越えた瞬間——継続の先にあった人生の反転

「上司との人間関係がうまくいかない」「自分を変えたいのに、現実は変わらない」そんな葛藤の中で、変わるきっかけを求めていた栗田透さん。

佐藤康行メソッドとの出会いを通じて、人生が静かに、けれど確かに動き始めました。ご本人の体験レター(執筆時39歳)を、ストーリー形式でご紹介します。

◆ 受講しても、現実は変わらなかった

社会に出てから、いくつもの会社で働いてきました。けれど、どの職場でもうまくいかず、退職の理由はいつも「上司との関係」でした。

1年半前に佐藤康行メソッドを初めて受講し、心の中には少しずつ変化が起きていました。でも、その変化を現実に活かせず、結果はついてこない。

そんなもどかしさを感じていたある日、社長から突然「クビだ」と告げられました。「本当の自分を学んでいるのに、なぜこんなことが…」自信を失いかけ、心が折れそうになっていました。

◆ 講座で心が「パチン」と弾けた

そんな中、2ヶ月続けて講座を受講しました。2回目の受講時、まるで「パチン」と音がするような感覚があり、心の奥で何かがはっきりと動き出しました。

人と話すことが楽しくなり、自然と明るい自分が出てくるように。少しずつですが、変化が表に現れ始めたのです。

◆「父との関係」を見つめ直して

続いての講座では「父親との関係」に深く向き合うワークが行われました。これまで避けてきた感情や記憶を丁寧に掘り下げる中で、意外なほど深い気づきが得られました。

仕事の都合で参加できるか分からなかった講座でしたが、なんとか調整して受講。その後、心のこわばりが徐々に緩み、自然と笑顔が増えていきました。

職場の空気も変わり、明るさが広がっていくのを感じました。自分が変わることで、まわりも変わる——それを初めて実感できた瞬間でした。

◆ 現実が一斉に動き出した

その後、営業の現場では信じられないような成約が続きました。理由は分からないけれど、なぜか結果が出る。人との出会いも増え、毎日の仕事が楽しく感じるようになっていました。気づけば、人生そのものが好転していたのです。

◆ すべてはつながっていた

最初に佐藤先生に出会ったあの日から、すべてがつながっていた——今なら、そう思えます。偶然と思っていた出来事も、振り返るとすべて必然でした。

あの時のスタッフの皆さまのご配慮、佐藤先生との出会い。それが、今の私につながっています。またいつか直接、感謝をお伝えしたいと思っています。

【編集後記】「変化」は、気づいた瞬間から始まる

最初は職場の人間関係に悩み、自己不信に陥っていた栗田さん。「変わりたい」と願いながらも、どうすればいいか分からずにいた日々。

しかし、水が100度で沸点を迎えるように、栗田さんの人生も「本当の自分」の探究を続ける中で、臨界点を超えました。

静かに、でも確かに始まったその変化は、人生全体に広がっていきました。「変わりたい」と思っているあなたにも、その瞬間は必ず訪れます。

心の学校キャンパス・スタッフ 坂口 雅一