見えない愛が形に表れたことで、事故のつらさを捨てた

皆様 こんにちは。心の学校キャンパススタッフの加藤です。

2026年に入り、あっという間に3週間が過ぎようとしています。年々、時間の過ぎていく速さに驚いています。

一日一日を大切に過ごしたいと心の底から思っています。 今回、ご紹介させていただくのは「本当の自分」を追究していた女性が交通事故に遭ってしまったS・Kさんのお話です。

S・Kさんは佐藤先生の研修を受けられ「本当の自分」を追究していたのですが、ある日、交通事故に遭いしばらくの間、松葉杖での生活を余儀なくされました。

この現象だけを見ると、つらく不幸な出来事ということになります。しかしS・Kさんは「事故に遭ってよかった」とまで言っています。なぜ、そのように思えることができたのでしょうか。

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仕事の帰り、生まれて初めて、交通事後に遭いました。一歩間違えば、命を失ってもおかしくないほどの事故です。幸い、頭を5針縫っただけで済みました。脳にも異常なし。足も、複雑骨折どころか、ひびも入らず、数日松葉杖が必要な程度でしたが打撲で済みました。

自転車で横断歩道を渡ったとき、バイクが四十キロぐらいのスピードで突進してきたのです。真横から体当たりされ、私の体は五メートルほど飛ばされてしまいました。

頭から血が出ているのがわかります。「死ぬかもしれない。嫌だ。死にたくない。」特攻隊の人達の気持ちが、その時、よくわかりました。私も「お母さん、お母さん」と叫んでいたのです。

そして、恐怖からでしょうか、加害者の手をぎゅっと握りしめていました。親は離れていたところに住んでおり、すぐに来ることはできません。

担架で運ばれるとき「どなたか、今、来られる知り合いの人、いませんか」と聞かれ、職場の上司の名を告げました。彼女は夜中であるにもかかわらず、飛んできてくれました。

検査の結果は、まったくの異常なし。入院させてもらえませんでした。私は一人暮らしで、家は二階です。松葉杖で暮らすには不自由な環境です。

そこで職場にある「お泊りスペース」を使わせていただくことにしました。その夜は上司が一緒に泊まってくれました。うれしかったし、心強かったです。

事故直後なので、不安や恐怖がありましたから。さほど年は離れていませんが、母親がいてくれるようにできました。

以前、その方に腹を立てて、突っかかったことがあります。基本的には尊敬していて好きな人なのですが、きつい言い方をされ、陰で泣いたこともありました。

その先輩が駆けつけてくれ、朝ご飯まで買ってきてくれたのです。トイレに行くにも介助してくれました。身内でもないのにここまでしてくれる人が、しかも自分の身近にいたんだとわかり、感激しました。

その後も、多くの方から溢れるほどの愛を受けました。入れ代わり立ち代わり、毎日のように誰かしらがお見舞いに来てくれるのです。

消毒も一人でできなかったのですが、職場の先輩方が来てやってくれました。何不自由なく、ありあまるほどの皆さんの手助けを受けたのです。

佐藤先生のある本に書かれていた「どれだけ周りから支えられ、愛されているかを実感し、本当に大きな財産を手に入れました。」「何で私が事故に遭わなければいけないの」と、多少は思いました。

でも、わかったのです。確かに加害者は私をひいた。しかし、ちゃんと救急車を呼んでくれた。死にたくないという思いから、その人の手をギュッと握りしめた。そういう事実を思い出したのです。

今、この空間が、無駄なくぎっしり愛で詰まっているように感じます。 多くの方の愛に支えられていると頭ではわかっていました。しかし、見えない愛を形として表してもらい、周りの人の温かさ、優しさを体で実感することができました。

抱えきれないほどの愛の贈り物を受け取ったのです。体に対しても、いとおしさが沸きあがってきます。普通に歩けることのありがたみを毎日かみしめています。

「あんよさん、ありがとう」と毎日、感謝しています。日に日に良くなっていく変化を感じます。事故にあわなければ感じることのできなかった喜びです。この出来事がなければ、多くの方の愛を体で感じることはできませんでした。

体に対しても、これほど感謝できなかったでしょう。だから、私は事故に遭って良かったと思うのです。事故に遭う前の自分と、事故に遭ってからの自分だったら、絶対に事故に遭ってからの自分の方がいいのです。

今、感謝でいっぱいです。生きることのすばらしさを、ひしひしと体で感じています。

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いかがだったでしょうか? 何も起きなければ気づくことのできなかったかもしれない、周りの方の愛や今まで動くことが当たり前と思っていた自分の体への愛、感謝、たくさんの事に気づくことができたS・Kさん。

一見つらいと思える状況の中で、その体験を通して「本当の自分」を捉えることができ、深く感じることができたS・Kさんは素晴らしい方です。

「本当の自分」に出会うことで、こんなにも捉え方に変化が起きてくるのですね。私自身も癌にかかり、当たり前の日常に感謝することができました。

当たり前の日常は決して当たり前ではない事に気づかされました。今はその日常に対して、感謝の気持ちを忘れずにいきたいと強く思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

心の学校キャンパススタッフ 加藤奈保子