「人生の急所(ツボ)」

いつもお読みいただきまして、ありがとうございます。「心の学校・キャンパス」スタッフの宇田桂子です。

「人生の急所(ツボ)」これは、佐藤康行先生の著書のタイトル。そして、私はこの本をきっかけに「本当の自分」に出会いました。

2006年の初め頃、1本の電話がかかってきました。

「宇田さん、今どうしてるの?」その声の主は、かつて私が宗教に入信して、一緒に海外宣教で南米に行ったとき、ひょんなことから南米の刑務所に入れられて、共に臭い飯(本当はとてもおいしかった・・)を食べた言わば「務所仲間」でした。

その当時の私は、自分の思い通りに生きることが、良いことと思い込んでいたと、前にも書かせていただきましたが、その結果、にっちもさっちもいかなくなって、神頼みの結果の入信でした。

まさに、その一本の電話から、私の人生は大きく変わることになりました。

本当の自分に出会うことで、全てが自分の心の現れだったと気づかせていただき、私には、このくらいの経験が必要だったんだとも思えるようになり、本当の自分に出会わなければ、

この宗教での体験は、私の一生の汚点として、後悔してもしきれないものとして、一生誰にも言えないものでしたが、そうではなく、その経験がなければ、

私は本当の自分に出会えていなかったと思うと、正直ゾッとする自分がいます。

彼女からの電話の目的は、「人生の急所(ツボ)」という佐藤先生の著書の出版記念のお誘いでした。

そして、電話の向こうで彼女が真剣に言ってくれた言葉に、頭を殴られた気がしました。

「あなたが完全で完璧な神そのものなのよ!あなたが本物の神なのよ!宗教とは真逆よ!」

“宗教とは真逆”この言葉の意味を理解するのに、その当時の私には少し時間がかかったことは正直なところです。

でも、私は彼女が言ってくれていることが、今はわからなくても、確実に「これで救われる!」と直感的に感じたものでした。

それから、すぐに「真我開発講座」を受講し、本当の自分に出会いました。

本当の自分に目覚める=人生の急所(ツボ)そして、送っていただいた「人生の急所」を何度も読ませていただきました。

佐藤先生の本はとても読みやすく、わかりやすいものでした。その当時の私の次元で、すっかり分かったつもりになっていたものです。

でも、今、読ませていただくと、とても行間が深く、まだまだ何もわかっていないと、わかったつもりになっていたことがとても恥ずかしく思います。

あの時彼女が言ってくれた「宗教とは真逆よ!」という意味が、やっと少し分かる自分になるのに、20年近くを費やしました。

本当の自分は、何も教えてもらわなくても、最初からすべてが完璧で完全な自分、その命そのままが神の現れ、そして、すべての人が同じ、人だけでなく、この地上に生きとし生けるすべてが神の現れ、命として一つ・・・・。

頭で理解してもしなくても、その事実は変わることがない。こんなすごいことを誰がこんなにわかりやすく、誰にでも体験でもできるように導いてくれるでしょか?

20年前に出会った「人生の急所(ツボ)」という一冊の本。

今読ませていただくと、少しは魂の成長を感じることができ、あの時、彼女が私に電話をくれた奇跡のような縁に、心の底から感謝が湧き上ってきます。

何も人生の生き方が分からず彷徨っていた私が「本当の自分」に出会えるための、一見良くないような出来事の数々、あのまま良いこと悪いことと区別して生きていたら、一生出会えなかったであろう「本当の自分」、まさに宗教とは真逆でした。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

心の学校キャンパス事務局