医療に従事していながら掴めずにいた「病が自然に治ること」の核心を体感

こんにちは。心の学校キャンパススタッフの大島です。今日は、医療従事者であるN・Kさん(58歳・男性)の体験談をご紹介します。

「自然治癒力」や「病は気から」という言葉は、なんとなくイメージとして理解されている方も多いかもしれませんが、N・Kさんは、それを実際に体感し、深い気づきを得られました。その体験談に、私自身も大きな感銘を受けました。

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私は長年、医療の世界に関心を持ってきました。医師が薬や手術、放射線を使いこなし、看護師が処置や衛生管理を行い、さまざまな専門職がチームとなって病気を治していく。その姿に不思議さと魅力を感じていました。

しかし、実際にその世界に入ってみると、思い描いていたイメージは壊されました。「人が病気を治している、癒している」ように見えるだけで、実際には「本人の中にある何か」が、自然と元に戻している。

その核心は教科書には載っていない、その仕組みを説明できる医療者はいない、と思うようになりました。体内は、宇宙です。

月や火星、木星、太陽、銀河が広がる果てしない宇宙と同じように、体の中も人知の及ばない未知の世界。不思議な領域でした。

私たちは「薬が吸収され、血液に乗って病巣に届き、効く」という説明を学び、それを信じてきました。でも、「モノ」が病気を治すというモデルでは、すべての病を説明しきれないのです。

では、その不思議な力―自然治癒力をどうすれば十分に機能させることができるのか?それを意図的に働かせることは、人間にできるのだろうか?私は長い間、その答えを求め、迷走していました。

「病は気から」という言葉の本質をつかもうと、たくさんの本も読みました。そんな中で出会ったのが、「心の学校」でした。

受講中、私が頭の中でイメージしていた「その力」が、体の芯から実際に湧き上がってくるような体験をしました。

これまで学び、想像していたものは「模造品」に過ぎず、それが私自身の中にある「本物」と入れ替わる経験でした。

それを「愛」「宇宙」「善」「喜び」という言葉で語られていたんだ、という発見、気づきでした。

言葉は、経験を共有するために便利ですが、経験をしていなくてもわかった気になってしまう勝手な錯覚の世界にはまってしまうところがあります。

そして私は、膨大なそれらの“ニセモノの体験イメージ”を一気に捨て去り、実にスッキリしました。

今は、「愛」「宇宙」「善」「喜び」といった言葉を、自分自身の体験として語れる。そんな確かな感覚と自信があります。

ようやく、本質への糸口が見え始めました。今はその核心を意識し、日常に活かすこと、それを知った自分の存在、カラダを見つめています。

街中の広告の色やデザイン、言葉やパネルの形ひとつひとつにも、それを作った人々の生の姿が鏡として見えるようになってきました。「おかげさま」という気持ちが、心からコンコンと湧き上がる一日に癒されています。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

心の学校キャンパス・スタッフ 大島裕子