病原菌すら味方にできる

こんにちは。心の学校キャンパス スタッフの武山です。いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。

佐藤先生は数多くの著書を執筆してきましたが、その中でも発行以来、常に反響をいただき続けているのが『天運を拓く』(日新報道)です。


ある時、この本を読んで「天地がひっくり返るほど驚いた」と言って、先生に直接電話をかけてきた方がいました。その方は本を読んだことをきっかけに先生を訪ね、真我開発講座を受講されたのです。

その女性は、当時インドのマザー・テレサのもとで看護師として働いていた人物でした。人格者であり、精神的な学びを深めた素晴らしい人で、人を救うことに使命感を抱いていました。ペスト菌をはじめとする病原菌が蔓延するインドに身を投じ、日本とインドを行き来しながら、生前のマザー・テレサと共に日夜活動を続けていました。

講座修了後、彼女は先生にこう語りました。
「先生、本当にありがとうございました。もし真我開発講座を受け、『成功と幸福を呼ぶ言葉』を読んでいなければ、私はインドでペスト菌に感染して命を落としていたことでしょう」

先生が理由を尋ねると、彼女は次のように説明しました。
「同僚にイタリア人の看護師がいます。彼女は日本人を嫌い、日本語も知りません。ところが、私が『成功と幸福を呼ぶ言葉』を声に出して読む日と読まない日があると、『今日はなぜ読まないの?』と尋ねてくるのです。意味はわからなくても、その言葉が放つ波動を感じ取っていたのだと思います。それ以来、私は皆の前で堂々と読み続けました」

やがて患者やスタッフの間にもその言葉を読む人が増え、病原菌に感染して命を落とす人はいなくなりました。

先生が改めて理由を尋ねると、彼女は明快に答えました。
「あらゆるものを敵だと認識した瞬間、それは敵となって襲いかかります。しかし感謝を抱けば、ペスト菌ですら味方になります。だから私は死ななかったのです」

この言葉に先生は深い感動を覚えたそうです。
犬に石を投げれば敵となって襲いかかるが、掌に餌をのせて優しく呼べば尻尾を振って寄ってくる。人間社会もまた同じ原理に基づいている。病原菌ですら味方にできる――これは人類が真剣に考えるべき重要な問題ではないでしょうか。

皆さま、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

心の学校キャンパス スタッフ武山裕之