30年続いたアルコール依存から抜け出した

みなさま、こんにちは。YS心の学校キャンパススタッフの武田早苗です。今回は2回目の登場となる石原幸夫さんの体験談です。

タイトルは、「約30年続いたアルコール依存から抜け出した」です。ほぼ諦めていたほど長く、苦しい「30年」の間に、石原さんはどう生きられたのか。

どうぞ、じっくりお読みください。

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私は、大学生のときに同棲していた彼女がいました。私は思い込みが激しく、勝手に自分で、この人としか結婚しない、この人と一生一緒にいられるなら他は何もいらないと本気で考えていました。

大学4年のときに、彼女は他の男性を好きになり、その人と付き合いました。突然別れることになり、部屋で1人の生活になりました。

私はその事を受け止めることができず、気が狂ったようになり、しばらく大学にも行けなくなりました。

何が起こったのかよく分からない感じでした。自分の人生は終わったと本気で思いました。死ぬほど淋しくなりました。

そのときから、お酒を大量に飲んで寝なければ、生きて行けなくなりました。女性を誰も好きになれなくなりました。惰性で生きていました。ただ生きていただけでした。

お酒を飲んで、早く死んでいい、自分は40歳までは生きないだろうと思っていました。実際に40歳を過ぎた頃、急性膵炎になり、救急車で病院に運ばれ、このまま死ぬのではないかという経験もしました。

今は結婚してくれたこと、3人の子どもを生んでくれたことに感謝し、結婚してよかったと思っていますが、当時の私は、流れに任せて結婚し、元妻には申し訳なかったと思っています。結婚後、難関な採用試験に合格しましたが、うつ病になり、その後、離婚となりました。

3回休職し、2回入院しました。

5年ほど前、3回目の休職中に、佐藤先生の著書「満月の法則」に偶然に出会い、YSこころのクリニックの存在を知りました。

潜在意識のさらに奥に、生命意識、宇宙意識、真我が存在しているという記述を読みました。

私はこの休職中に退職しようと思っていましたが、もし真我が存在しているのなら奇跡が起こるかもしれない、だめだったら仕事を辞めようと考えが変わりました。

しかし、貯金よりも借金の方が多いのと遠方のため、YSこころのクリニックで治療を受けることは不可能でした。

とにかく真我に賭けてみようと思い、「満月の法則」を繰り返し読みました。心のゴミ出しと完璧愛ポストをセットで繰り返し行いました。

YS こころのクリニックのホームページにマイク岡本さんのブログを見つけて、初めから全て読みました。

佐藤先生のユーチューブ動画も初めから全て視聴しました。このようなことを1年ほど続けて、ある日の夜中に真我を体感しました。本当の自分に出会うことができました。

そしてふと我に返ったとき、うつ病が消えていました。それから2週間ほどは、感謝、慶び、幸せな心が溢れ出て、お酒も要らなくなりました。

しかし、そのときの私は、真我を体感した後、どのようにしていかなければならないかということを知りませんでした。

このまま幸せな気持ちが続くと思っていましたが、私の弟妹と会ってしばらく過ごしているうちに、前の自分に戻ってしまっていました。そして、お酒もまた私は必要になっていたのです。

その後、真我の実践会の存在を知り、入会させていただきました。真我開発講座やセミナーを受講したり、ワークに取り組んだりして、真我が開いて2、3日はお酒を飲まないで寝れるようになりますが、しばらくすると、どうしてもお酒を飲みたい気持ちが湧き出てきて、抑えられなくなりました。

アルコールなら何でも飲んでしまうほどではなかったので、アルコール依存や中毒まではなっていないだろうと勝手に決めて現実から逃げていました。

いよいよ仕事に行けない日が続いたり、頭が回らなくなってきました。

これはアルコール依存だ、と認めて真剣に向き合わないと、せっかく本当の自分に出会って生き延びさせていただいている意味がないと思い、今年の夏前くらいから、真剣に向き合い始めました。

何をしたらよいか分からなかったので、まずは、購入して1度読んだけどもよく分からなかった、「わがままスッキリノート」という佐藤先生の著書を読み直すことにしました。

内容がアルコール依存と薬物依存をテーマにされていたからです。読めば読むほど、どんどん苦しくなって、お酒を飲みたい気持ちも強くなっていきました。

でも、ここで止める訳にはいかないと思い、繰り返し読みました。9月に入り、とうとう仕事に行けなくなりました。

休んで2日目に、心のゴミ出しをしました。そうしたら、大学のときに同棲していた彼女への恨み憎しみなどがものすごく出てきました。

その後、私が休んだタイミングで真我第2巻がレターと一緒に届きました。これは何かあるのではないかと思い、読んでみました。読んでみると、内容が自分の中にスーッと入っていく感覚になりました。

そして、全ては自分が両親、親戚、テレビ、学校などで取り入れた記憶でしかなく、それが良い、悪いも自分の記憶で作られたもの、当然それは人によって違うから、統一された良い、悪いは無い、自分が大学時代の彼女に対して裁いていた考えも、苦しいと捉えていたことも無い、ということがようやく腑に落ちたのです。

その後、大学時代の彼女に対する心のゴミをテーマに、完璧愛ポストをしました。やっている間に、真我が開いた感覚になりました。

私の心の中の価値観が、ガタガタガタと崩れていく感覚になりました。そしてその崩れた心の中に、宇宙の愛が流れ込んできて、何とも言えない、穏やかな、ありがたい気持ちが湧いてきました。

元妻との間に3人の子どもがいますが、子どもたちを心から愛おしいと思う理由も分かりました。深いところでは、真我の愛で、元妻のことも愛していることが分かりました。

約30年苦しんできた、大学時代のトラウマが消えて、お酒を飲みたい気持ちも消えました。

自分は今まで、何と無駄な時間をお酒で過ごしてきたのだろう、お酒を飲む時間、二日酔いで動けない時間がもったいないと初めて思うようになりました。

ただ、まだ心の癖が残っているのも感じています。週末には飲みたい気持ちなって、お酒を飲むこともあります。これも、さらに真我を追求するための宝だと思って、さらに真我を追求していきます。

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皆様、いかがでしたでしょうか。私が言葉を挟む必要が全くなく、皆様にお伝えできたことを心より有り難く思います。

また、次のブログを楽しみにしていただければと思います。