負けるが勝ち?

こんにちは、心の学校キャンパススタッフの宇田桂子です。

「本当の自分」に出会わなければ、一生「勝たなきゃ、勝たなきゃ」という人生だったと思います。

多分、ほとんどの方も「それが当り前じゃない?」と思われることでしょう。

15歳で「宝塚音楽学校」に合格した時も、「勝った!」と思ったものです。

そして、2年間の音楽学校生活でも、いつも、何をするにも「勝たなきゃ、負けてなるものか!」と思って過ごしていました。

私にとって「勝つ」というのは、もちろん成績もありました。

それは、人より抜きん出ること、人より前に出ること、人より優越感を得ること・・・。

15歳の私が必死で戦っていたのは、一体なんだったのか?

そのあとも、「宝塚歌劇団」に入団して、さらに「勝つ」という思いは加速しました。

良い役を獲得する、さらに前列に並べる、さらにセンターに近づく、羽が一本多い衣装を着られる・・・・。

早替わりの場所の奪い合い、化粧前の飾りつけ、楽屋での座る位置、ファンの方からの差し入れの多さ、さらにプレゼントの数・・・。

私が大事に思っていた「勝つ」ための数々・・・。

でも、これらが私を苦しめていた「自分中心」の「執着の愛」だったということに、今更ながら全く意味のない、愚かな戦いだったんだと分かるようになれたのも、「本当の自分」に出会えたから・・・。

いつも、誰に対しても、自分の方が良く見られて、自分の言うことが通って、褒めてもらって、認めてもらって、あなたが正しいと言わせることが、私にとっての「勝つ」ことでした。

それは、本当の意味で勝ったことにはならないことを、佐藤先生に教えていただきました。

全く真逆でした。思いもよらないことでした。目から鱗でした。

本当に「勝つというのは、相手に負けることなんだよ」と佐藤先生はおっしゃいました。

「????・・・」

でも「本当の自分」に焦点を当て続けることで、少しづつわかってきました。

「負けるが勝ち」なんだ!!そのことで、自分自身が本当に生まれ変わることができるんだ、これなんだと・・・。

今からでも、まだ間に合うのなら、この「真逆の生き方」を貫いていきたいと本気で思っています。

最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。

心の学校キャンパス事務局