※YSこころのクリニック監修
こんにちは。
心の学校オウンドメディア編集部です。
子育てはご家庭の環境にもよって千差万別ですし、子どもが社会人になるまで毎日大変ですよね。
あなたも毎日大変だと思います。
本当にご苦労様です。
そんな子育てですが、あなたは子育てで大切なことってなんだと思いますか?
たぶん多くの人が答えるのは「愛情をこめて接する」だったり、「できる限り目を離さず子育てをすること」などを答えるのではないでしょうか。
あなたも、きっと毎日のように子どものためを考えて行動し、子どもの将来がよりよいものであるようにと、日々願っていると思います。
しかし、それは子供にとって少し重すぎる愛になっている可能性もあります。
もしかしたら、子どもはあなたの愛に応えようと、頑張りすぎているかもしれません……
そこで、今回は少し立ち止まって子どもへの愛情と、そのバランスの取り方についてお話してみたいと思います。
仕事と家庭の両立と子育ての悩み

子育てはその過程において、喜びと同時に、時として多くの悩みを抱えることもあります。
特に、仕事を持つ多くの親にとっては、子どもの健康と生活リズムの維持は大きな課題でしょう。
仕事と家庭の両立に追われる慌ただしい日々の中で、子どもに十分な時間を割けないことに悩むことも多いのではないでしょうか。
そのような忙しい毎日の中でも、子どもの成長や健康を最優先に考えているあなたの気持ちは本当に素晴らしいです。
しかし、時にはその頑張りが知らないうちにプレッシャーとなり、自分自身を、そして子どもも追い詰めてしまうことがあるかもしれません。
子育てにおける「大切なこと」とは?

子育てにおいて大切なこととは、「愛」と「自由」のバランスを取ることです。
子どもを愛することは当然ですが、その愛が行き過ぎてしまい、その重さで子どもの自立心や個性を抑え込んでしまわないように、愛情の表現方法を考えることが大切です。
親として、子どもに対して心からの愛を持ち、それでいて適度な自由を与えることが、子どもの健やかな成長につながります。
子どもにとって必要な愛とは、親の期待に応えるためのものではなく、自分自身を見つけ、自己表現するための足がかりとなるものです。
子どもが自分のペースを見つけながら成長し、自分の興味や関心を思う存分追求できる環境を整えることが大切です。
あなたの愛が子どもにとって支えとなり、同時に子どもの成長を妨げないようなバランスを見つけることが必要となります。
執着の愛とその影響

子どもにとって、悪影響をおよぼしてしまう愛の形があります。
それは、子どもを自分の所有物とみなし、自分の期待通りに育てようとする「執着の愛」です。
自分と子どもの境界線があいまいな時におこりがちな愛の形です。
これは、たいてい親の不安や心配から生まれることが多く、子どもに対する行き過ぎた期待や干渉を引き起こしてしまいます。
例えば、あなたが子どもの健康を気にするあまり、生活全般に口を出し過ぎてしまうことがあるかもしれません。
執着の愛は、子どもの自立心や自己肯定感を奪い、彼らが本来持っている力を発揮する機会を減らしてしまいます。
子どもは親の期待に応えようと必死になるあまり、本来の自分を見失ってしまうかもしれません。
また、親の期待に応えられないと感じた時に、自己評価が低くなり、自信を失ってしまうこともあるでしょう。
大切なのは「子どもは親とは別人格である」ということを常に忘れないことです。
放つ愛の実践方法

では、子どもによい影響を与える愛の形とは何でしょうか。
それは、子どもを信頼し、彼らが自分のペースで成長していくことを見守る「放つ愛」です。
放置するのではなく、信じて見守る愛の形です。
放つ愛を実践するためには、以下のポイントを心がけることが重要になります。
子どもを信頼する

子どもが自分の力で問題を解決し、成長する力を信じましょう。
何もかも親の思うとおりにさせようとはしないことが大切です。
例えば、子どもが何か新しいことに興味を持った時、親はできれば失敗してほしくない、つらい思いをしてほしくないと思って、何かと先回りしてしまうことがあるかもしれません。
ですが、それでは子どもは何が正解で、何が失敗の原因になるかを、自分で学ぶことができなくなってしまいます。
時には失敗してもいい、子どもがつらい思いをした時は、親がいつでもフォローする、そんな気持ちで見守ってみてください。
過度な干渉を避ける

子どもが自分の興味や関心を追求できるように、過度な干渉を避けましょう。
例えば、子どもが友達と遊ぶ時間や自分の趣味に費やす時間を大切にすることです。
親がさせたいことと子どもの興味は別であると理解しましょう。
そうすれば、子どもの世界はどんどん広がっていきます。
愛情を示す

言葉や行動で愛情を示し、子どもが安心して成長できる環境を作りましょう。
毎日の「おやすみなさい」や「おはよう」といった挨拶、ハグや笑顔などの小さな行動が大きな影響を与えます。
何かあれば、いつでも力を貸すよ、と日頃から子供への声かけをすることで、子どもは安心して色んなことに挑戦する力を得ることができます。
いつも見守っていることを態度で示しましょう。
自由を与える

子どもが自分のペースで成長できるように、適度な自由を与えましょう。
子どもが自分の選択を通じて学び、成長する機会を尊重することが重要です。
ちゃんと宿題はしているのか、遊んでばかりいないか、気になってしかたないかもしれません。
でも、子どもだって自分で色々考えていますし、やるべきことはちゃんとわかっているはずです。
のんびりしているように見えても、信じてじっと待つことも親の愛と考えてください。
愛の形を見直し、子どもの成長を見守るために

子育てには、愛情を持って子どもに接することが欠かせません。
ですが、愛情と一口に言っても、愛には執着の愛と放つ愛があります。
執着の愛とは、相手を自分の思うとおりにしないと気が済まないという思いです。
親が、このような発想で子どもと接すると、子どもの自立心を奪ってしまいます。
これに対して、放つ愛は、子どもに「こうなって欲しい」という願望を持ちません。
子どもが子どもなりに自然にイキイキできるように見守っていくのが放つ愛です。
子どもの人生は親のものではなく、あくまでも子ども自身のものである、ということを忘れないようにすれば、執着を解き、愛を放つことができるようになるでしょう。
焦らなくても大丈夫です。
そういうことを知っているだけでも今までとは違うはずです。
子育てにおいて大切なことは、愛と自由のバランスを見つけることです。
あなたの子どもが健やかに成長し、自立していくために、放つ愛を実践してみてください。
愛を持って見守り、信じることで、子どもは自然と自分らしく成長していくことでしょう。
今日の話が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。
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