親と子の心を支える子育て中のストレスを軽減する方法

※YSこころのクリニック監修

こんにちは。

心の学校オウンドメディア編集部です。

子育てって本当にいろんなことがおきますよね。

特に0歳や1歳の時、こんな経験ありませんか?

 子供がギャン泣き。

 オムツを取り替えた方がいいのかな?

 さっきご飯は食べたからお腹はすいてないし… 

 抱っこしても泣き止まない…

 好きな遊びをしても違うみたい…

 熱はないしな…

 あと何かあったかな?

 怖いものでも見たかな?

 思いつくことは全部試してみる…  

 でも、何をやっても泣き止まない…

 お店や電車の中だと、周りの目が気になる…

家の中なら、

 ご近所さんうるさくないかな?とか、虐待を疑われていないかな?とか、余計な事まで考えてしまう…

 いつか聞いた言葉「親なら、泣き方で我が子の欲求がわかるよね」そんな言葉が頭をよぎる…

 自分はダメな親なのかな?

 そして気づけば、1時間経っている。

 「もうなんで泣いてるの…わからないよ~~~!」って、一緒に泣いた…

そんな経験をした方も少なくないと思います。

この記事では、子育て中のストレスを軽減するための具体的な方法を紹介します。

あなたの心の負担を少しでも軽くするためのヒントが見つかることを願っています。

子育てストレスの原因

子育ては素晴らしい経験ですが、その一方で大きなストレスを感じることも少なくありません。

あなたのそのストレスの原因は何でしょうか。

ストレスの代表的なものとしては、

  1. 睡眠不足・・・夜泣きや、授乳で、慢性の寝不足
  2.  友人や社会からの孤立感・・・さらに、家族やパートナーのサポートがない
  3. 育児のプレッシャー・・・『こうあるべき』『こうありたい』を目指してない?
  4.  時間的な制約・・・育児と家事の両立。さらに仕事との両立の人も。自分の時間がないのもしんどい。
  5. 子どもの行動・・・反抗期、泣き止まない、食べ物の好き嫌いなど
  6. 経済的な不安・・・今月の生活費もだけど、将来の教育費も不安
  7. 夫との関係・・・パートナーの理解や協力の不足
  8. 自分自身のケアの不足・・・髪はボサボサだし、自分のことはいつも後回し

などなど、人によってストレスの数や種類、大きさは様々。 

私たちは、こんなにたくさんのストレスを抱えつつ、日々子供と向き合っているわけです。

子育てのプレッシャー

特に子育てのプレッシャーは、母親の精神的な負担を増大させます。

1. 理想の母親像

現代では、テレビやインターネットなどで「理想の母親像」というものが強調されがちです。

子どもに手作りの食事を与えるべき」「いつも穏やかでいなければならない」など。

これらの理想像に従おうとすると、自分の行動や決断に対して常に不安を感じ、完璧でなければならないと感じるようになります。

2. 他者との比較

SNSやメディアを通じて、他のママたちの育児経験や家庭生活が目に入る機会が増えました。

実際、SNSには成功や幸せな瞬間だけが切り取られて投稿されることが多いのですが、それを見てしまうことで、劣等感や自分を過剰に責めることになります。

3. 育児の結果に対する責任感

多くの母親は、子どもの成長や発達に対して非常に強い責任感を持っています。

「子どもの行動や発達が、自分の育て方によるものだ」と重く考えてしまいがちです。

4. 時間的・精神的な制約

育児は24時間体制。休む暇がほとんどありませんよね。

自分の欲求は後回しになりがちです。

5. 外部からの批判やアドバイス

周囲からの無意識の批判やアドバイス「こうした方がいい」といった善意の内容であっても、それが重荷になることがあります。

特に、家族や友人からのアドバイスが、自分のやり方と違う場合、その意見に従わなければならないというプレッシャーを感じることもあります。

6. 仕事と育児の両立

職場での期待と、家庭での役割を両立させるのは大変。

ましてや、どちらも完璧にこなすのはかなり難しいですよね。

7. 自己肯定感の低下

これらのプレッシャーが積み重なることで、母親自身の自己肯定感が低下してしまいます。

自分への否定的な思いが、ストレスを大きくします。

こんなプレッシャーの中、私たちは頑張っているわけです。

これらのプレッシャーを和らげるためには、自分自身に優しくなることが重要です。

何事も完璧を求めすぎないことや、周りと比較しないことも大切。

自分のペースで、できる範囲で育児を行うことで、プレッシャーを軽減しましょう。

ストレス管理の基本的なテクニック

母親だって人間です。

疲れたり、泣きたくなったり、イライラしたりすることはあります。

今後何年間も子育ては続くのですから、日々のストレス管理と、自己ケアは欠かせません。

日常の中で、今すぐにできることとしては、大きく深呼吸をしたり、意識的に静かに深いため息をつくことです。

これで自律神経系に直接働きかけ、全身の筋肉の力が抜けリラックス効果があります。

また、瞑想は、心の平静を保つために非常に効果的です。

短時間でも、毎日のルーティンに取り入れることで、心の安定を感じることができます。

さらに、時間に余裕があれば、定期的な運動もストレス解消に役立ちます。

軽いジョギングやヨガなど、自分に合った運動を見つけることで、心身の健康を維持できます。

運動はストレスホルモンの減少に役立ち、リフレッシュした気分を得られます。

さらに、基本中の基本ですが、バランスの取れた食事や十分な睡眠も重要です。

子供の残したものをもったいないと思って食べたり、夜泣きで眠れないこともあると思いますが、ママ自身の栄養バランスの取れた食事と、質の良い睡眠はストレスに対する耐性を高めます。

ママが倒れては大変。

これらの基本的なテクニックを日常生活に取り入れることで、ストレスを管理し、心の健康を保ちましょう。

直接的な根本解決にはならないかもしれないですが、ストレスが軽減されればゆとりも生まれ、親としての役割をより効果的に果たすことができるでしょう。

子どもとのコミュニケーション方法

子どもとのオープンなコミュニケーションは、ストレス軽減の鍵です。

そのためにバランスの取れた育児を目指していきましょう。

バランスの取れた育児とは、

  • 厳しさと優しさ・・・時には厳しく指導し、時には優しく見守ること
  • 干渉と自立・・・過度に干渉しすぎず、適度な距離を保ちつつも、必要なときには        しっかりとサポートすること
  • 期待と受容・・・期待を持ちながらも、子どものありのままを受け入れること

上記の3つを意識してみるとよいでしょう。

そして、ママ自身の心のバランスも大事です。

第一子が1歳なら、あなたも親になって1歳。

最初から上手くできなくても大丈夫です。

親が自身の育児に対して、自己反省をしたり、自分の行動や考え方を見直して、必要に応じて改善していきながら自分の成長も楽しみましょう。

コミュニケーションで何より大切なのは、子どもの「存在そのもの」を認めることです。

これは、子どもはそもそも100点満点であり、存在そのものに感謝するアプローチでもあります。

例えば、1歳児なら…

1歳児は感情が豊かで、しばしば泣いたり、怒ったりします。

これらの感情に対して親が共感し、受け入れることが重要です。

泣いているときや怒っているときに、その感情を否定せず「泣いてもいいよ」「怖かったね」と声をかけてあげることで、子どもは自分の感情が理解されていると感じ、安心します。

また、安定した日常のリズムも大切です。

1歳児は、日常のリズムが安定していると、安心感を得やすくなります。

たとえば、食事やお昼寝の時間を一定に保つことや、寝る前のルーティンを設けることが有効です。

日常生活の安定したリズムを保つことで、子どもは予測可能な環境で安心して過ごせます

例えば、思春期なら…

こんな事例があります。

思春期のEさんという女の子が「自分に自信がない」と悩んでいました。

しかし、その悩みは長所として捉え直すこともできます。

それは、Eさんはデザイナーになりたいという夢を持っていました。

でも、自分に自信がないことを欠点と感じていました。 

しかし、「人からどう見られるか」を意識することは、デザイナーにとって大切なスキルです。

つまり、Eさんの悩みは、実は彼女の強みでもあるのです。 

このように子どもを全肯定することで子どもの自己肯定感が育まれていきます。

子どもの存在をしっかりと認め、励まし、ポジティブな言葉をかけること、日常の小さな成功や成長を一緒に喜ぶことなどがポイントです。

まとめ:「心のあり方」が自分だけではなく子供の自己肯定感も育てる

子育て中のストレスは、決して軽視できない問題ですが、適切な対策を講じることでゼロにはできなくても軽減することはできます。

育児は『育自』とも言います。

親がまず、自分自身の健康や幸福を大切にし、自分のあり方を見つめ、心の余裕を持つことが、バランスの取れた育児に繋がると考えられます。

親が満月のように充実している状態であれば、その満たされたエネルギーを子どもに伝えることができるというわけです。

なので、頑張っている自分を褒めて、イライラする時は深呼吸して、反省することがあったら気持ちを切り替えて、自分にも子供にも完璧を求めないで、思い通り行かなくても「ドンマイ!」と軽い気持ちで、自分で自分を肯定してあげましょう。

その「心のあり方」が、自分だけじゃなく、子供の自己肯定感も育てます。

自分自身も、子供も、人間として凸凹があって自然であり、当たり前。

大きな広い視点を意識的に持ってみてください。

自己ケアや運動などの基本的なストレス管理のテクニックを日常生活に取り入れ、心の健康を保ちましょう。

そして、子どもとのオープンなコミュニケーションを大切にし、あなたと子どもの自己肯定感を保ち、育てていってみてください。

この記事があなたの子育てに少しでも役立つことを願っています。

子どもとの時間を大切にしながら、あなた自身の心の健康も忘れずに守ってください。

私たちは、あなたの味方です。

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