子どもたちが教えてくれたカウンセリングの魅力

皆さん、こんにちは。いつも読んでいただきありがとうございます。心の学校・キャンパスのスタッフの武山円です。

今日は、本当の自分を引き出すカウンセリングのすごさを実感した出来事をお話しします。

今までスクールカウンセラーとして子どもたちや保護者の方のカウンセリングを担当させていただき、おかげさまでその件数は1000件を超えました。

命にかかわるような相談もありよく周囲の人たちからは「気持ちが暗くならない?」と聞かれますが、むしろ元気にさせていただいています。

また子どもたちの大きな変化に希望をいただいています。

先日、こんなことがありました。初めてカウンセリングに来てくれた小学生。

初めましてで、緊張している様子でした。でも何か言いたそうなので待っていると「嫌な気持ちを話したら、自分も相手も嫌な気持ちになる。だから話していいのかわからない。」

と教えてくれました。

その子の思いやりに心温まりながら

「嫌な気持ちになることを、無理に話さなくてもいいよ。

でもね、私は、〇〇さんの嫌な気持ちを聞かせてもらえるとね、話してくれて良かったなありがたいなって、嬉しい気持ちになるの。

だから私にとっては、プレゼントみたいなものかなぁ。プレゼントもらったらね、嬉しいからね。

私ももっときれいにラッピングして、プレゼントお返ししたいなって思ってる。

喜んでもらえるかわからないけどそんなやりとりがしたいと思ってるの」

と、そんな話をしました。

その子との出会いがなかったら自分からこんな言葉が出てくると思いませんでした。

それを聞いたその子は…にっこり笑って、いろんな話をしてくれました。

私にとっては、最高のプレゼントだなあと感じました。

最後に、カウンセリングの感想を聞くと

「嫌なことしてるとさ、時間って長く感じる。楽しいとあっという間だよね。…あっという間だったよ!!!」

と。かわいらしい小学生にとっても癒されました。

その小学生とのやりとりを通してカウンセリングを通して私は毎日、たくさんのプレゼントをいただいているんだと実感しました。

そして、そのプレゼントをお返しすることで笑顔になっていただいたり、喜んでいただいたり、元気になっていただいたり、大きく夢をかなえたり「生きていて良かった」と言ってもらえたり、本当に幸せなことに携わらせていただいているなと思いました。

そして、過去にうつ病だった私や過去に出会ってくださったたくさんの子どもたちや保護者の方、その他、これまで出会ってくださった方々が今、目の前の方を救ってくださっているように感じる場面がとても多いです。

心はひとつ、繋がっているんだなと感じています。

今までご縁をもってくださった皆さまにあらためて感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも本当の自分を引き出すカウンセリングの魅力をお伝えできたらと思っています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

明日の配信も楽しみにお待ちください。

心の学校キャンパス事務局