消えたパニック障害

皆さま、こんにちは。今日のメルマガを担当する、心の学校・キャンパススタッフの大島です。

前回は、息子の引きこもりを通じて、本当の自分に出会えた経緯についてお話ししました。

実は、「心の学校」と出会った際、もう一つ、心配なことがありました。

それは、長女が産後8か月で、急にパニック障害を発症し、4年間苦しんでいたことです。

それまでは元気で何の心配もいらない娘だったため、何が起きたのかと、オロオロするばかりでした。

私は、引きこもりの息子の方が気になり、娘のことは、後回しにしていました。

娘から、「一人で居られないから来て!」とSOSの電話が来た時には、すぐに駆けつけましたが、主に、娘婿と姑に頼っていました。

当時、娘にも「心の学校」のことは話していたのですが、あまり乗り気ではありませんでした。

しかし、急に娘婿の中国赴任が決まり、それがきっかけで、娘は受講を決めました。

出発が3か月後に迫っていたため、2つ講座を受講しました。

受講当日、娘と6歳の孫と東京駅で待ち合わせました。

娘は会場に向かい、私は孫を預かって自宅に帰る予定でしたが、孫が母親と離れたくなくて駅で大泣きしていたのが、印象に残っています。

ここで娘の受講前・受講後の変化を紹介します。

『就職、結婚、人間関係、そして子宝にも恵まれ、育児は大変だけれど、すごく充実した日々を送っていた20代。そんな幸せの絶頂ともいうべき時に、突然「死んでしまうのではないか」と思うような発作が襲ってきました。

生きている実感がなくなり、世界がセピア色に見え、リラックスしている時も寝る時も、何の前触れもなく突然発作がきて...

電車、映画、ショッピング、外食...今まで好きだったことが全て恐怖となりました。

発症から1年して、ようやくパニック障害の専門医にかかり、認知行動療法・薬物療法を通して少しずつ日常生活ができるようになりましたが、ちょっとしたことで気分や体調が悪くなるのはどうしようもありません。

死ぬまで付き合っていくしかないと思っていました。

受講中は、ワークを書いていく内に、親からの愛の深さに気づき、今まで自分で幸せを掴み取ってきたと思ってきたことが、実は全て周りから受けた愛のおかげ。

大きな勘違いをしていた。感謝の気持ちが全く持って足りていなかった。

そのことに気づかせるためにパニック障害になったのだと確信しました。

自分の中で全てがつながり、すっきりとした気分になり、もう大丈夫だと思えました。』

それから3か月後、娘達の中国での生活が始まりました。

最初こそ、不慣れな環境で、すぐに具合が悪くなって、頓服だけは飲んでいたそうですが、半年後には、

「もう薬は飲まなくても大丈夫だよ」と娘から嬉しい便りが届きました。

あれから10年、娘は今、東京に住んでいますが、パニック症状もなく、仕事も始め、アイドルの推し活で、地方にライブを見に行くなど、大勢の中に行くのも苦にならないようです。

人間の中に眠っているダイヤモンド、本当の自分に目覚めることの大切さを、娘を通して、見させていただきました。

「心の学校」に出会っていなかったら、こんなに元気な娘の姿は、二度と見れなかったかもしれないと思うと感謝でいっぱいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

心の学校キャンパス事務局