こんにちは。「心の学校キャンパス」谷和代です。
「真我開発」は世界中の人に共通で、いかに短時間で人の心を最高に素晴らしく変えるのか——。
その確信を深めた忘れがたい出来事があります。それは、ロサンゼルスで6人のアメリカ人が真我開発講座を受講したときの感動です。
私自身、21年前に「本当の自分=真我」に出会い、そこから数えきれない奇跡を体験してきました。
そして、「これは世界中の人に届けなければならない!」という想いから、十数年前に真我開発講座の講師資格を取得。
かつて通訳の仕事をしていたこともあり、「真我を世界に広めよう!」と決意。
現在ニューヨーク在住で、真我ニューヨーク支部長を務める焼山元恵さんとともに、ロサンゼルスでの真我開発講座開催を計画しました。
現地の受講生の協力で、6人のアメリカ人が受講を申し込んでくれました。
思い返せば、私もよくぞあの時、あの勇気を持って飛び込んだものだと思います。
期待と緊張を胸に、日本を飛び立ちました——。
ロサンゼルスでの講座当日の朝、会場で焼山さんとともに受付の準備をしていると、6人のアメリカ人が続々と入ってきました。
全員が驚くほど大柄!中でも、一人の若い男性は身長が2メートル近くあり、野球帽をかぶり、両腕にはびっしりと刺青が刻まれていました。
彼は精神病院に入院中で、母親とともに参加していました。
その他にも、黒人の学校教師、企業に勤める会社員など、個性も経歴もさまざまな6人。
ネームプレートを渡すと、突然、全身に緊張が走り、一瞬その場から逃げ出したくなるような感覚に襲われました——。
しかし、講座は始まりました。講座は「心のゴミ出し」からスタート。
日本人と同じく、彼らもまたさまざまな悩みや苦しみを抱えていましたが、そのスケールは驚くほど大きなものでした。
親からの激しい虐待、映画でしか見たことのないような壮絶な過去。
メインのパートに入り、徹底的に真我を開発するワークに取り組むと、彼らは必死に自分と向き合い始めました。
すると、1日目の夕方、一人、また一人と真我が開かれ、会場は涙の嵐となりました。
特に、2メートル近い若い男性は、突然「お母さん、ありがとう——!」と叫び、机に顔を伏せて滂沱の涙を流し始めました。
その瞬間、同じ会場で受講していた母親が彼を抱きしめ、親子はしばらくの間、泣きながら抱き合っていました。
まさに、親子が真の愛で一つになった瞬間でした!
その光景を見ているだけで、私も涙が止まりませんでした。
6人それぞれの物語がまるでドラマのようで、しかし、すべてが「愛」に一変する奇跡は言葉にできないほどの魂の震える感動でした。
黒人の学校教師をしていた男性は、なかなか真我が開かれず苦しんでいましたが、夜になってついに真我が開き、「ワァー!」と泣き崩れました。
彼はボソッとこうつぶやきました。
「絶対に許せなかった人が、愛に変わった。きっと、僕を許せないと思っている人もいる。でも、そんな人たちにも、全ての人にこの真我を体験してほしい……」
この言葉に、私は改めて「真我開発」の凄さを感じたのです。
佐藤康行学長が、心の三層構造で説明されるように、知識や観念の第一層、過去の記憶つまり心でできた第二層、そして一番深い「宇宙の愛そのもの=真我」の層があり、これが、人種や文化を超えて、すべての人に共通する仕組みであることを、私はこの時に確信しました。
不思議なことに、全員の真我が開かれた頃、天井からポタポタと水が漏れ始めました。
会場全体がまるで涙に包まれたかのような、天国にいるご先祖様達も一緒に嬉し泣きしているのではないかと思うほど、不思議な光景でした。
2日間の講座が終わる頃、全員の表情が驚くほど変わっていました。
ある女性は感想で、「こんなに泣いた週末は生まれて初めて!」と、笑っていました。
講座終了後、私も焼山さんも、感動を超えて「魂動(こんどう)」——まさに、魂が動かされ、放心状態になっていました。
そして、さらなる奇跡が起こりました。
夕焼けの中、車で懇親会のレストランへ向かっていると、突如として大粒の雨が降り始めたのです。
しかし、その雨は太陽の光を受けて、まるで黄金の雨のように輝いていました——!「これは……!」言葉にならない感動が、再び胸を満たしました。
ロサンゼルスでの基礎編、2日間の真我開発講座と、全てのスケジュールが無事終了し、最終日は、焼山さんにサンタモニカへ観光に連れて行ってもらいました。
しかし、楽しみにしていたはずのサンタモニカの景色も、買い物も、不思議と何の感動も湧いてこなかったのです。
魂の喜び以上の感動はない。「真我の喜び」と「三次元の喜び」の違いを、私は初めて体感しました。
——それほどまでに、真我の開発がもたらす感動は、次元を超えたものだったのです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
明日の配信もお楽しみにお待ちください。
心の学校キャンパス事務局