12年のうつを克服、奇跡の体験談

こんにちは、心の学校キャンパス スタッフ 金田美好です。本日もよろしくお願いいたします。

今回、ご紹介したいのは、渡辺裕利子さん(仮名)の奇跡の体験談です。渡辺さんは、大学の頃から人間関係の軋轢に悩むようになられ、その時期につらい出来事が重なり対処できなくなり、うつ病になられました。

そして、12年間苦しんだうつ病から見事解放されました。ぜひ、渡辺さんの体験談をお読み頂けたらと思います。

◆あらゆる問題が襲いかかり、うつを発症◆

大学に通っていた私は、人間関係の軋轢に悩むようになりました。また、教員を養成する学部だったのですが、夢を追って大学に入ったはずなのに「何かが違う」と感じ、悩みが深くなりました。

悪いことは続くもので、その時期に母がガンと診断され、父もその後すぐに脳梗塞を発症しました。

つらいことが一気に私を襲ってきて、自分の中で対処できなくなり、22才のときに「うつ病」を発症。それ以来、12年間にわたり2週間に一度のペースで診療内科に通い、抗うつ薬を毎日飲む生活が続きました。

父は認知症になり、先物取引きのセールスマンがそんな父の言質を取って強引に契約したらしく、入れかわり立ち替わりで訪れてはお金を請求してきました。

ものすごい勢いでお金がなくなるのを目の当たりにして、将来への不安と親の介護の重圧もあり、うつの症状もどんどん悪化していきました。

6年ほど前に両親は亡くなったのですが、それからも、うつ病に悩まされるつらさが続いていました。

◆体の持つ自然治癒力に気づく◆

そんな時に見つけたのがYSメソッドの本でした。これはと思って調べてみると、YSメソッドはうつが治った実証例がとても多いことを知ったのです。そして早速、連絡をとりました。

受講してみて意外だったのは、これまで悪いものだと思って薬で抑え込んでいた”痛み“”苦み“”疲れ“が、実は体を元に戻そうとしてくれている働きだということが、体全体で実感できたことです。

また、ある日電車の中にいた時のこと。YSメソッドのワークのメモを読み返していたのですが、ふっと心の重さがなくなって、とても満たされた気持ちになりました。このとき私は「これがうつから一歩抜けた瞬間だ!」と思いました。

◆大切なものを思い出した!◆

うつで悩まされている間、私は母への罪悪感がありました。でも受け続けていくうちに、ある不思議な感覚になったのです。

亡くなった母と通じ合い、幸せそうに母が笑っている姿が見えました。そのことをカウンセラーさんに話すと、私の心も重石が外れたように軽くなりました。

また、父が亡くなってからも、その蔵書を処分することができないでいました。でもある日、YSメソッドを受けている時に、父がそういう私を悲しんでいる姿が見えたのです。

「本は捨てて、自分のために生きなさい」と言ってくれたような気がして、その通りに本を全部処分すると、またまた気持ちが軽くなりました。

そしてその頃から、今まで全くできなかった、友人を誘ってご飯を食べたり、お茶をしたりといったことができるようになっていきました。

うつを克服した今、感じるのは何か新しい教えを教わったというよりは、元々自分が大切にしてきたものを思い出させてもらったということです。

同じような症状で悩んでいる人に伝えたいのは、頑張りすぎないで、体の声に耳を傾けてほしい。そして大切なことを思い出す方法があるという事実です。

渡辺さんは、今まで悪いことと思っていた”痛み“”苦み“”疲れ“が、実は元に戻そうとしてくれている働きだと体感されました。

そして、YSメソッドを受講される中で、本当の自分に目覚めていかれ、亡くなっても自分の心の中にいる父母の愛を感じられた時、病が解消され、新しい人生を歩んでいかれました。

本当に大事なことは、外側にあるものではなく、自分の心の中に元々あると気づかれて、うつを克服された体験談でした。皆様のお役に立てば幸いです。

心の学校キャンパス・スタッフ 金田美好