その選択が未来を決める

こんにちは。心の学校キャンパス・スタッフの武山です。

佐藤先生は、「人生には二つの道がある」とおっしゃっています。一つはエゴの道、もう一つは真我の道です。


エゴの道の先には崖があり、真我の道の先には黄金があります。両方の道を同時に進むことはできません。一度体が片方の道を進み始めたら、片足だけでももう一方の道を歩むことはできないのです。

みなさんが真我を開き、真我の道を歩み始めると、その過程でこの二つの選択肢が“お試し”のように訪れることがあります。以下は、その“お試し”の象徴的な体験談です。

ある会社の経営者で、“かっぽれ”という踊りに夢中になりすぎて、会社を倒産させてしまった方がいました。奥さんには離縁され、借金取りに追われて街を歩くこともできず、まさに首をくくる寸前の状態でした。

そんな彼が「これが最後の頼みだ」と真我開発講座を受講しに来たのです。「未来内観」を受けたことで彼は大きく元気を取り戻し、意識が変わったことで、良いご縁が生まれ始めました。

その後、良い友人にも恵まれ、良い話も舞い込んでくるようになりました。さらに、次の講座「宇宙無限力」を受講する日も決めていたのです。

そんなある日、彼のもとに、ある経営者団体から「“かっぽれ”を踊ってくれませんか」という依頼が届きました。しかも、千人規模の前での晴れ舞台というものでした。しかし、その日程が「宇宙無限力」の受講日と重なっていたのです。

これこそが“お試し”です。さあ、みなさんならどちらを選ぶでしょうか?

“かっぽれ”は千人の前で踊る舞台。多少の報酬もあります。一方、講座の方はお金がかかります。

答えは明白です。彼は“かっぽれ”を踊ってばかりいて会社を倒産させたのです。講座を受けたことで立ち直り、運も向いてきていたのです。しかし彼は、“かっぽれ”の方を選んでしまいました。

それから二〜三ヶ月後、彼の知人が私のもとを訪ねて来られました。「いやあ、参りましたよ、彼には。200万円、引っかかっちゃいました。電話をしたら、事務所はもう、もぬけの殻でした」

こうしたことをしてしまえば、経営者としての再生は極めて難しくなります。これはとてもわかりやすい例です。目先の損得や好き嫌い、自分に都合が良いか悪いかといった判断を、早く超えていく必要があるのです。

次に“お試し”が訪れたとき、あなたはどちらの道を選びますか? その選択が、すべてを変えます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


心の学校キャンパス・スタッフ 武山裕之