15年間 精神世界を彷徨って悟れなかった私が・・

こんにちは。心の学校キャンパス・スタッフの熊崎です。数日前に届いたばかりのF・Sさんの体験談をご紹介させていただきます。

「本当の自分」に出会った瞬間、いったい彼女に何が起きたのか・・素直な言葉から感動が伝わってきます。

わたしは若い時から「死ぬ時に後悔のないように、ありがとうと思って死ねるように生きよう」とよく思っていました。

30歳から45歳まで15年間精神世界を彷徨ってインドにも4回行きました。でも「わたしは悟れない ただ現実逃避していただけだったんだ わたしにとって精神世界はファッションだったのかも知れない これからは現実の世界をしっかり生きよう」

そう思って以降20年日常生活を一生懸命生きて来たつもりだったのに、気がついたら人間関係は躓いてばかり、感謝なんて全然出来てない、夫がどんどん嫌になって自分がずっと嫌で、目指していたのとは真逆の心の状態で、苦しんでいました。

YSメソッドを受講して、父に対してただただ「ありがとう ありがとう」の言葉しかなくなってしまい、お腹の中で何かが剥がれ落ちていっているようなすごい声で号泣しました。

号泣後の放心状態の中で、何も変わっていないよね? 何も解決していないよね?と思おうとするのに何が問題なのかいくら考えようとしても考えられず、何も問題がないとしか思えなくなっていて 、心にはただ安心だけが拡がっていました。

夫が帰宅して、夫はいつもと何も変わらないとも思うのに「いつもこういう人だっけ?!こんなに温かくて優しくて こんなに笑顔の人だったっけ?!」と初めて発見したような感覚になり、夫の欠点は相変わらずそのままだと思うのに、いったいそれの何が問題なのかがさっぱりわからなくなって、忙しい日常を心穏やかに過ごす時間が多くなっています。

次の受講で母を書いた時に「ごめんなさい ごめんなさい」しか出て来なくて、お腹の底から号泣しているうちに、ふっと「ほんとは愛したかったんだ」と思った途端に「大好きだよ 大好きだよ」と繰り返し続けて

更に号泣していました。気性の激しい母には理不尽に殴られたこともあるけれど、大泣きした後 ふっと「あれ、もしかしたら 殴られたことも受けたストレスも愛だった?そうだ 母の存在そのものが愛そのものだった」という思いが湧いて、母のありがたさが静かに身に沁みました。

わたしは表現すること発信することがとても苦手です。 翌日 遠く離れた郷里で有難くも健在の96歳の父にフェイスタイムで繋がって「お父さん お父さーん ありがとう ありがとうお父さーん 世界一かっこいいお父さーん ありがとう」と心のままに叫びました。

父は「何だ何だ?」とニコニコしながら「そうか そうか ありがとう お前は世界一の娘だよ」と笑ってくれて、わたしは叫んだ自分が嬉しくて泣けて、応えてくれた父がありがたくて泣けて、父の隣で聞いていて大泣きしてくれた姉の存在がありがたくて泣けて、わたしの心には大きな幸せが拡がりました。

そしてその幸せはわたしの心の外にも、大きく拡がったと感じました。

いかがでしたでしょうか。お父さんに「ありがとう」と伝える場面では私も一緒に泣いてしまいました。また素晴らしい体験談をお伝えしていきたいと思います。

心の学校キャンパス・スタッフ 熊崎