一瞬で15年以上のトラウマがぶっ飛んだ話

心の学校キャンパススタッフ、リッキーこと、川村力雄です。

今日も、この場所に足を運んでくださいまして、本当にありがとうございます。

最後まで、お付き合いいただけると、嬉しいです。

前回、幼い頃に負った心の暗い傷が、Mさんとの出会いによって、少しずつ、癒されていった話しを駆け足でさせてもらいました。

まだ読んでいないかたは、ぜひ、1月9日の記事を先にお読みください。

Mさんと付き合ったといっても、もっと自分を見てほしい。ただ、それだけを求めていました。

自分中心の「奪う愛」だったわけです。精神的に不安定な私だった。

それでも、Mさんは変わることなく、私のそのままを受け止め、そして、私の心を温かく包み込んでくれます。

彼女の存在によって、魂が救われていく自分。幸せでした、本当に。でも、幸せは長く続きません。

突然、奈落の底に突き落とされる日が訪れたんです。Mさんは、白血病に侵されていました。そのことに気づけなかった私。

彼女は25歳という若さで、この世を去ってしまった。

私が、まともな精神状態であれば、彼女の異変に、もっとはやく気づけたはず。でも、私にはできなかったんです。

自分のせいでMさんは死んだ。自分が彼女を殺した。そう、自分を責め続けました。

彼女を失ってからの私は、生きてはいても、死んでいるようなものでした。

自分だけが幸せになってはいけない。それでは、彼女に申し訳ない。自分を罰し続けました。(そんな自覚はありませんでしたが)

幸せになってはいけない。そう思っていたのですから、不幸な出来事が当然、私に襲いかかってきます。

以前、書いたように1600万、詐欺に遭ったり、300万、貸して行方をくらまされたり、、、自分が、不幸を引き寄せていたんです。

川村さんが幸せになることが、Mさんの一番喜んでくれることだと思いますよ。そう、言ってくれる人もいました。

頭ではわかるんです、頭では。でも腹落ちしませんでした。時がすべてを解決してくれる。

そんな言葉もありますが、10年以上経っても、自分は幸せになってはいけない。この価値観をギュッと握りしめたままでした。

そんな私の価値観を、ほんの数分で吹っ飛ばしてくれたのが、佐藤先生とのやり取りだったんです。

先生はこうおっしゃいました。10年以上も、亡くなった彼女のことを思い続けているんだから、川村さんにとって、よっぽど大事な人なんですよね?

でも、このままだと、その彼女を罪人にしていることになりますよ。

私はびっくりしました。彼女を罪人にしている???どういうこと?

先生は続けます。

だって、そうでしょ。川村さんの幸せが近づいてくるたびに、あっち行けと追っ払っている。いじわる門番に彼女をしてるんだから。

本当に彼女を思うなら、川村さんの幸せが近づいてきたとき、もっと、こっちに来てと招き入れるウエルカム門番にしてあげたらどうですか?

その言葉を聞いた瞬間、10年以上抱えてきた幸せになってはいけないという価値観が粉々に砕け散り、吹っ飛んでいくのを感じたんです。

この価値観を握ったまま生きていくことが、Mさんに出来る、唯一の愛の証と思っていたのに。

何という勘違いをしていたんだ、今まで。彼女を「いじわる門番」にしていたとは。Mさんを罪人になんかできない。

その後、私の人生は驚くほどの変化を迎えることになります。

たった数分の佐藤先生とのやり取りで、です。

それはまた、別の機会にお話しさせていただこうと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

次回も、この場所でお会いできることを楽しみにしています。

どうか、あなたの一日が愛と喜びと感謝の気持ちで溢れますように。

心の学校キャンパス事務局