離婚寸前の夫婦が新婚同然に

こんにちは。心の学校キャンパススタッフの久後八重子です。

今回は、30代(当時)のH・Hさん(女性)から佐藤康行先生あてに送られた手紙をご紹介します。

佐藤康行先生が初めてお出会いされた時から、ご夫婦が「絶対に離婚したい!」と言われていました。

最初にご主人が佐藤康行メソッドのセミナーを受講して「本当に自分」に目覚めると、ご主人の心が変わり、奥さんと離婚したくなくなってしまったのです。

そこで、強引に奥さんを「本当の自分」に出会う佐藤康行メソッドのセミナーに連れてきました。無理やり連れてこられた奥さんは、まったく真剣に取り組もうとはしません。

講座の中で自分の名前を書く時「どうせ別れるんだから、苗字など書きたくない!」と自分の名字を書かないのです。

奥さんはご主人の家族のこともみんな嫌い。ご主人が自分に1メートル近づくだけで耐えられません。子どももなるべくご主人に近寄らせないし、ご主人は毎日居間で寝ていました。

すると、何度目かの受講の時に、あれほど「私は絶対離婚する!」と言っていた奥さんがまったく変わってしまったのです。

以下は、受講後に奥さんから届いたお手紙です。

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私たち夫婦は、約十年の間、いろいろな行き違いですれ違っていました。初めは夫に女性がいるのではないか・・・というたった小さな疑いからでした。

そこから、姑との問題、お金の問題とたくさんの問題が出てきて、年ごとに日ごとに自分が苦しくてたまらなくなりました。

自分には何もないと思っていました。お金もない、時間もない、頼る所もない、自分を愛してくれる人もいない・・・。

夫への愛情はまったくなく、ただただ「この人さえいなければ、私も子どもたちも幸せでいられるのに」と思っていました。

隣に座ることはおろか、同じ空間にいる事も耐えられない事でした。朝、家を出る夫の姿に「もう帰ってこないで」と祈っていました。

子どもたちのために、父親が必要なのはわかるけれど、この人ではダメだとか、私さえ我慢していればいいんだとか、そういう思いでいっぱいでした。

そんな自分ですから、何があっても良い事のようには思えず、ますます自分で自分を苦しめていました。耳が聞こえなくなってしまいたい、目が見えなくなってしまいたい、喋れなくなってしまいたいと・・・。

心を亡くしてしまわなければ、自分は存在できないと決めつけていました。

初めにYSメソッドのセミナーに参加した時に、「夫に自分の人生をもっと考えてほしい」と言われましたが、私はとにかく行けば離婚してもらえる、という思いしかありませんでした。とりあえず2日間過ぎればいい、私の考えは何も間違っていない、そう思っていました。

何度かYSメソッドのセミナーを受けるうちに、私の中に小さな変化が生まれました。『どうせ別れるつもりでいるのなら、ご主人に何を言っても怖くないでしょう』と佐藤先生(当時)に言われて、「ああ、そうだな」とそんなことに初めて気づきました。

知らず知らずのうちに、夫には何一つ話をしようという気持ちがなくなり、次第に話をすることが怖くなり、話そうという気持ちもなくなっていました。

そして、ひとつふたつと自分の抱えている不安や不満を話しているうちに、少しずつ心が軽くなっていきました。

すると、本当に自分を見つけたいという気持ちでセミナーに参加した時、私の心は大きく動きました。

セミナーに参加する前から、佐藤先生のCDを行き帰りの車の中で毎日聞き、自分が生きている事の幸せ、子供たちが元気でいてくれている事の幸せ、世界中65億(当時)の人の中で、私はたった一人のかけがえのない自分・・・。

命のありがたさを、少しずつ感じられるようになりました。そして、佐藤康行メソッドのあるセミナーを受講した時、これまでとはまったく違った自分に出会えました。

そして「早く帰って夫と子どもたちに会いたい」と思いました。自分の中から喜びが溢れてくるような感覚が、とても心地よく幸せに思えました。

セミナー中、佐藤先生(当時)には「まだ夫の隣に座れるかどうかわからない」と言っていました。先生も『心から先にやっていけばいいんだよ』と言ってくださいました。

家に帰って、子どもたちが眠った後、夫の隣に座ることができ「よかったね、がんばったね」と夫が私の頭をなでくれた時に、その手のぬくもりが体中に伝わりました。

そして、自分でも考えていなかった言葉が出てきました。「ごめんね、あなたもつらかったね、ごめんね」と。

心の底から湧きあがってきた言葉でした。そして、そのひと言で、夫も私も、十年のわだかまりが一瞬でとけていったのを感じました。

今、毎日楽しく、幸せに生活しています。借金を返さなければならない事も、お互い忙しく仕事をすることも変わりません。夫の両親が近くに住んでいる事も、私の友達や親兄弟が、遠く放れている事も変わりません。

でも今まで自分で決めつけていた自分ではなく、本当の自分に出会えた事で、これまでどうにもならないと思っていた事が何でもない事なんだと思えるようになりました。

誰のせいでもない。すべて自分から始まっていた事だったと・・・。愛してほしいと思うばかりで、自分は誰一人、自分自身すら愛していなかったと思います。

毎日、体中で幸せを感じる事ができ、生きているって素晴らしいと、すべてに感謝する日々です。子どもたちも、とても明るくなりました。

どうにもならないことは何一つなかった、夫の両親とも仲良く分かりあえるようになりました。

こんなに幸せな日々を送ることができているのは、佐藤先生はじめ、私の行きつ戻りつつの話を嫌な顔をせず聞いてくれて、何よりも強く支えてくれたスタッフの皆さん、そしてたくさんの人達のお陰です。

私も少しでもお役に立てるように、これからますます素直な心で、優しく、大きな愛で、たくさんの人を包んでいきたいと思います。

またお出会いして、元気な私の姿を見ていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

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そして、後日談がございます。新婚時代よりも仲の良い夫婦になり、佐藤先生のもとになんとオメデタの吉報が飛び込んできました。

ご主人から照れながら「真我ベイビー ができました」と。

ただ、H・Hさん(奥さん)の心が変わっただけで夫婦関係も何もかもが、天と地ほどに変わってしまったという素晴らしい体験談でした。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

心の学校キャンパス スタッフ久後八重子