「危機こそがチャンス」核戦争寸前で証明された人間の本質

こんにちは。心の学校スタッフの中里昌克です。

今回も前回に引き続き、佐藤康行先生の著作『世界から戦争を消し去る方法』から、私が心と魂を打たれたエピソードをご紹介していきます。

世界を見渡すと、多くの国際情勢が緊張状態にあり、時として一触即発の危機的な局面を迎えることがあります。

そんな時、私たちは恐怖や不安を感じるものです。しかし、佐藤先生は、そのような危機的状況に対して、まったく異なる視点を持っていらっしゃるなと、とても印象に残ったエピソードがありましたので、ご紹介したいと思います。

それは、「危機こそがチャンス」という、一般的な常識を覆すような洞察です。

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北朝鮮の金正恩総書記とトランプ元大統領が戦争をしそうになったこともありました。

金氏は核爆弾のボタンを押すと言い、トランプ氏も「俺のアタッシュケースの中は、いつでもボタンを押せるようになっているんだよ」と舌戦をしました。危機一髪の局面です。しかし私は、普通の人とはちょっと違うかもしれませんが、チャンスだと思ったのです。今、この問題を解決するチャンスだと。

その時、朝方に夢を見ました。ある政治家に向かって、テーブルをドンドン叩きながら「今、行け!」と言っていました。「今、解決するんだ!」と。なぜなら、ギリギリの危ない時こそ、チャンスだからです。両者とも戦争なんかしたくないはずだからです。

そして、その政治家を呼んだ私は「今、チャンスだよ。今行って仲直りさせたら、歴史に残るよ。みんなが頼もしく思うよ」と伝えました。政府がある程度のお金を用意して、拉致被害者を全員返してもらい、遺骨も全部きれいさっぱり返してもらう。

それで戦争をやめようという、良いきっかけをつくってあげるのです。とても親切ですよね。その政治家は当時のトップ層に進言したのですが、「時期尚早」との返答だったそうです。

私はとても残念でした。拉致被害者を救い、北朝鮮とアメリカ、韓国、そして日本の関係が良くなるチャンスだったのに、なんともったいないことでしょうか。

もしあの時、北朝鮮が拉致被害者を遺骨も含め日本に全部返していたら、北朝鮮を見る日本人の目は、必ず一変していたことでしょう

~(P41~42より引用)~

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この部分を読んで、私は深く考えさせられました。

世界中が核戦争の恐怖に震えていた時、佐藤先生は「今こそ解決のチャンス」ととらえていたのです。「両者とも戦争なんかしたくないはず」という言葉には、人間の本質を見抜いた深い洞察があります。

危機的な状況に直面した時、恐れや不安に支配されるのではなく、「今こそ解決のチャンス」という視点を持ち、行動すること。

これは国際問題だけでなく、私たちの日常の人間関係や仕事上の問題解決にも活かせる真我の視点だと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

心の学校キャンパス・スタッフ 中里昌克