うつ病で知っておきたい基本的な症状と特徴について

※YSこころのクリニック監修

こんにちは。

心の学校オウンドメディア編集部です。

うつ病という病が広く知られるようになってからかなりの時間が経ちますが、普段の生活や仕事をしていると

「毎日ずっと気持ちが晴れなくて憂うつな気持ちだ」
「ちょっとした失敗でも、とても気持ちが落ち込んでしまう」
「休日なのに好きなことをやる元気が出ない」
「こんなに不調なのは、もしかして自分はうつ病なのかも…」

と感じる事はありませんか?

また、自分ではなくても家族や職場の人で、「この人、もしかしてうつ病なのでは?」と感じる行動や言動をしている場合はありませんか?

そんな時に、すぐに心療内科や精神科を受診するのもいいですが、実際そうはいかない事が多いと思います。

また、「自分はうつ病じゃない(うつ病と認めたくない)」という当事者の気持ちから、うつ病が悪化するまで足が遠のいてしまうという話もよく聞きます。

そこで「自分はうつ病なのだろうか?」と悩んだり、「心療内科や精神科の受診を勧めた方がいいのかを判断したい」となった時に、どんな点をチェックすればいいかが分かれば

・すぐに受診する必要があるのか?
・今はまだ軽いけど、のちのち重症化する可能性があるのか?

などが判断しやすくなりますよね。

そして、うつ病のつらさを隠している人に「最近疲れているみたいだけど、大丈夫?専門家にちょっと話をきいてもらってきたら?」と声をかけてあげることもできます。

それはもしかしたら、その一言でうつ病の早期治療や回復に繋がるかもしれません。

今回は、うつ病の基本的な特徴と症状についてお話していきます。

『うつ病』の基本的な特徴と症状とは

それでは、うつ病の主な特徴と症状についてお話します。

うつ病の特徴について

うつ病の特徴は、心に抱えている不安やストレスなどが原因の『抑うつ症状』です。

うつ病は、人間関係のトラブルや、職場や家庭での環境の変化、大切な人との別れや、大切なものを失った喪失感などが要因となり、睡眠障害や過食や拒食といった摂食障害、そして何をしても気分が晴れない・楽しくないという気分の落ち込み、不安感といった感情が抑うつ症状を作っていき、これがどんどん溜まっていくとうつ病の発症となっていきます。

うつ病の主な症状について

うつ病の主な症状としては、気分が強く落ち込む、憂うつになる、思考力や判断力、集中力の低下、やる気が出ないなどの精神的な症状のほかに、眠れない、体がだるい、疲れやすい、食欲不振といった身体的な症状が出ることがあります。

うつ病に似た病名の病気に、「躁うつ病」(双極性障害)がありますが、うつ病とは全く違う病気です。うつ病は、うつ状態だけが続きますが、双極性障害は、うつ状態と躁状態を繰り返します。両者では、使用される薬も異なります。

そして、うつ病にはいくつかのタイプがあります。

今回は、
・メランコリー型うつ病
・非定型うつ病
についてご紹介いたします。

メランコリー型うつ病とは

メランコリー型うつ病とは、典型的なうつ病と言われるものです。

まじめで、温厚で、責任感が強く、自分の責務をしっかり果たす人がなりやすいとされています。役割を果たすことに過剰に適応しているうちに、うつ症状が現れるようになったものです。

非定型うつ病とは

非定型うつ病とは、「新型うつ病」とも呼ばれるものです。

うつ病の診断基準には当てはまるものの、メランコリー型うつ病とは違い、プライベートの場面など自分にとって良いことでは元気にふるまえるのに、仕事など自分が苦手な場面では抑うつが強くなるという特徴があります。

このほか、

仮面うつ病
季節型うつ病
・産後うつ病

といったうつ病のタイプや、気分変調症といううつ病に似た病もあります。

まとめ

今回はうつ病の特徴や症状、また、うつ病の中でもメランコリー型うつ病と非定型うつ病についてお話しました。

次は、うつ病で知っておきたい7つのタイプについてお話しします。

ぜひ読んでいただければ幸いです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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