※YSこころのクリニック監修
こんにちは。
心の学校オウンドメディア編集部です。
前回は、「うつ病で知っておきたい特徴と基本的な症状について」ということで、うつ病の特徴と基本的な症状について、またうつ病の中でも「メランコリー型うつ病」と「非定型うつ病」についてお話ししました。
今回は、うつ病の中でも特に知っておきたいうつ病の7つのタイプの中から「新型うつ病」と「仮面うつ病」についてお話しいたします。
1.さぼりや甘えと見られがちな『新型うつ病』
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実は「新型うつ病」というのは、正式な病名ではありません。
従来型のうつ病とは違い、新型うつ病は様々なうつ症状が見られるのですが、症状が一日中続く訳ではありません。
ストレスが強くかかる仕事の場面などに直面すると症状が強く出てくる一方で、趣味などを楽しむことができます。
「仕事等に対してはやる気が起きないが、休日は元気」といった状態が、従来型のうつ病の診断基準に当てはまらないため、「新型うつ病」(非定型うつ病)と呼ばれるようになりました。
この非定型うつ病では、他にも「相手を必要以上に非難したり、攻撃したりする」といった他責の行動が表れることがあります。
非定型うつ病では、普段は落ち込んでいる気持ちが続いていても、良いことがあれば明るい気分になるため、その時々で態度を変えているようにも見え、「甘えている」とか「さぼりではないか」と言ったように、周囲の理解が得られないことがあります。
まわりの人に分かってもらえなくても、非定型うつ病は精神疾患の一つとしてとらえられています。
理解されない苦しさを一人で抱え込まず、苦しい時は専門家に相談してみてくださいね。
2.体の痛みがサインの「仮面うつ病」
![](https://kokoronogakkou.com/wp-content/uploads/2024/05/29556081_s.jpg)
・頭が痛い
・お腹が痛い
・腰や膝が痛い
こうした痛みや症状は日常的によくありますし、特に高齢者になるとここに挙げた部分の他にも関節が痛かったり、首が痛かったりなど慢性的に痛い箇所が1つや2つはもしかしたらあるのではないでしょうか?
通常なら「歳をとったのだから仕方がない」と思うところかもしれません。
ところがこの体の痛み、もしかしたらその後ろに『仮面うつ病』が隠れているかもしれません。
仮面うつ病というのは、どんなうつ病でも起こる不安感、焦燥感、喪失感が原因の抑うつ症状がそのまま表れるのではなく、『体の痛み』という違った姿で表れます。
身体的な症状だけが出てきているため、精神疾患ではないとみなしてしまうため「仮面うつ」と呼ばれています。
ですので、頭が痛いからと内科へ、腰が痛いからと整形外科へ行ったとしても、本当の原因がそこではないので、薬を飲んでも療を受けても症状が治らないのです。
もしも体の痛みがあって1ヶ月程、薬を服用しても効果がない、痛みが続くといった場合にはこの仮面うつ病の可能性もあります。
そんな時は内科や整形外科ではなく、心療内科や精神科に相談すると解決するかもしれません。
まとめ
![](https://kokoronogakkou.com/wp-content/uploads/2024/05/29095771_s.jpg)
今回はうつ病の7つのタイプの中から「新型うつ病」と「仮面うつ病」の症状についてお話ししました。
次回は「季節性うつ病」と「産後うつ病」についてお話ししていきます。
気になる方はぜひ続きも読んでみてくださいね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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