皆さん、こんにちは。いつも読んでいただきありがとうございます。心の学校・キャンパスのスタッフの武山円です。
突然ですが、ご自分の心のハンドルを握ることができていますか?過去の私は全く心のハンドルを握ることができず、暴走しまくりの危険運転を繰り返していました。
まるでジェットコースターに乗せられている気分で、いつどん底まで落ちてしまうか、ヒヤヒヤドキドキしていました。
そんな私もうつ病になり、「本当の自分」と出会い、心のハンドルを握れるようになったと実感できるようになりました。
現在は、スクールカウンセラーをしています。今回は、生徒さんの体験とおすすめのワークをご紹介したいと思います。
先日、ある生徒さんと面談をしていました。その生徒さんは以前、ひどく落ち込んで面談に来てくれました。
心の中は自分を否定する言葉であふれていましたが、「人を元気づける言葉を書き出す」というワークをし、書いたものを読み返したり、書き足すことが習慣になり、みるみる元気になっていきました。
しかし先日、過去のトラウマを思い出すような出来事に遭遇し、お話ししているうちに、どんどん苦しくなっていかれました。
そして、面談時間も終わりに差し掛かったころ「今、気持ちを切り替えるからちょっと待って」と言われました。
数分後、むくっと立ち上がり「先生ありがとう。行ってくるね」と笑顔で言われてびっくり。
「どうやって切り替えたの?」と質問すると、「『人を元気づける言葉を書き出す』で書いていた。大好きな言葉を思い出して、繰り返し心の中で言ったよ。すっきりした」
そう話して、教室に戻っていきました。
しっかり心のハンドルを握れるようになっているんだと思いました。
そして、回復する力も、答えも、全部、その子の中にあるんだとあらためて実感しました。
「人を元気づける言葉を書き出す」あなたの大切な人に、どのような言葉をかけたら、その人が元気になるかを書き出すワークです。
あなた自身が過去に元気づけられた言葉でも良いでしょう。
自分の発した言葉を一番聞いているのは自分自身です。心の中でつぶやく言葉が変わると、心が変わり、現実が変わります。
ぜひやってみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
心の学校キャンパス事務局