皆さん、こんにちは。心の学校キャンパス・スタッフの小原尚美です。
本日は、地獄の様な日々の中で、ご自身も心身ともに限界の状態でありながら、懸命にYSメソッドに取り組まれ、全てが大好転されたA・Sさんの強さと、ご家族の愛の深さに胸を打つ、感動の体験談をご紹介させていただきます。
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私は四人兄妹で、兄一人と妹が二人います。父が急逝し、兄が会社を継いで十年たった頃、その兄が操鬱を発病し、家の中で暴れるようになりました。
兄は措置入院となりましたが、退院後も再発を繰り返し、借金を重ね、不安定な生活が続いていました。
末の妹はうつとPTSDを発症し、兄と同居できなくなりました。難病の母は上の妹の嫁ぎ先で同居することになり、家族はバラバラになってしまい、経済的不安も膨らんでいきました。
ある日、病状が悪化した兄が、上の妹の家に行き、玄関が開かないことに怒って、扉を壊してしまいパトカーが来る騒ぎになりました。
この件で、上の妹から、兄のみならず兄のケアをしていた私も絶交されてしまいました。末の妹は、うつ病が悪化し統合失調症となり、自殺を図るという危険な状態が続きました。
解決法が分からないことばかりで、父が急逝しなければ母も兄も妹も病気にならなかったのではないかと父を恨むことしかできない日々で私も体調を崩し、心配してくれた親友がYSメソッドを紹介してくれました。
受講を重ねていくと、父は家族の為に懸命に仕事をして命を縮めたこと、兄は借金をしてでも会社を守ろうとしていたこと、末の妹は兄と母を懸命に支えて病気になったことに気がつきました。
実は兄が騒動を起こしたのは「母が帰りたいと言ったので迎えに行った。苦労している妹も一緒に連れ戻すつもりで、挨拶をしに行った」という理由からでした。
しかし、玄関を開けてもらえなかったことで、母と上の妹が捕らわれていると思い込み、「警察に捕まろうが、二人を助けたかった」と言うのです。
兄は妹の嫁ぎ先に挨拶をするため、大好きな父との思い出のお弁当を人数分を用意していたのですが、当然、受け取ってもらえず、私はその晩、泣きながら食べました。
その後、兄は2度目の措置入院となりました。母が帰宅を望んだことも、上の妹の苦労も、兄の妄想ではありましたが、兄の想いを聞いて、私は涙が止まりませんでした。
受講を続けると、母がお世話になっている方々に、上の妹が頭を下げている姿が浮かんできました。
私は上の妹へ、心からの感謝とお詫びの気持ちを誠心誠意手紙に書き綴り、兄は助けに行ったことを伝えました。
手紙を読んだ妹は、私と兄を許してくれて、上の妹も受講して末の妹のケアをしてくれるまでとなりました。
末の妹は、社会復帰するまでに元気になり、二十年も病気を受け入れなかった兄は治療に向き合うようになり、経済的な心配もすべて解消され、「今度みんなで温泉に行こう」と約束をしています。
もし、佐藤先生に出会っていなかったら、四人を必死に育ててくれ、何十年も難病と闘っている母を最も悲しませる結果となっていました。
佐藤先生の講座を繰り返し受講し、受講が終わったその足で、暴れる兄に真我カウンセリングを行った日々が、臆病で怖がりの私を強く大きく成長させてくれました。
佐藤先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
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何度も何度も受講を繰り返しながら「必ず家族を再生させたい」という強い思いで、ご家族への愛の実践、愛の体現を、純粋に、ひたむきに、やり続けていらっしゃいました。
決して、ぶれなかったA・Sさんが家族の真の愛の絆を取り戻した奇跡と感動の体験談をご紹介させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心の学校キャンパス・スタッフ 小原尚美